研究課題/領域番号 |
18659328
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
鵜川 眞也 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (20326135)
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研究分担者 |
島田 昌一 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20216063)
石田 雄介 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (30381809)
田中 克幸 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 研究員 (90381839)
梶田 健二 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 研究員 (80381820)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 電気生理 / ASIC / かゆみ / プロテアーゼインヒビター / nafamostat mesilate / 感覚神経 / ノックアウトマウス / 掻爬 / TRPV1 / 痛覚 / C線維 |
研究概要 |
ASIClaとASIC3のダブルノックアウトマウスを作製した。このマウスを使ってヒスタミン皮内注射による掻爬実験を行った。ヒスタミン100nmolを剃毛したマウスの背側頸部に皮内注射し、20分間で何回掻爬行動を起こすか計測したところ、野生型マウスで平均数回、ダブルノックアウトマウスでもおよそ7,8回程度であり、有意差は得られなかった。これとは別に、いくつかのプロテアーゼインヒビターのASICチャネルに対する効果を検討した。急性膵炎の治療に使われているnafamostatmesilate(NM)は、高濃度(mMオーダー)で肥満細胞からのヒスタミンの放出を抑制するのであるが、これを全身投与された患者は、しばしばかゆみの消失を訴えていた。全身投与時の血中濃度は高くてもμMのオーダーであり、このかゆみ抑制効果が肥満細胞の活性抑制を介しているとは考えにくい。そこで、この薬物自身がASICチャネルをブロックするのではないかと考え、アフリカツメガエル卵母細胞にヒトASIC1a、ASIC2、ASIC3を強制発現させ、NMの効果を電気生理学的に調べたところ、μMオーダーのNMの存在下で、内向き電流がほぼ完全に抑制されることがわかった。このことは、感覚神経に発現するASICチャネル分子がかゆみ受容体として機能している可能性を示唆している。現在、種々の方法を用いて研究を継続している。
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