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生体防御機構解析のための組織工学による消化管粘膜の構築

研究課題

研究課題/領域番号 18659377
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東北大学

研究代表者

福島 浩平  東北大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (20271900)

研究分担者 佐々木 巌  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60125557)
柴田 近  東北大学, 病院, 講師 (30270804)
小川 仁  東北大学, 病院, 講師 (00312570)
舟山 裕士  東北大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (50192315)
高橋 賢一  東北大学, 大学院医学系研究科, 助手 (80359520)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード組織工学 / 消化管 / 生体防御 / 3次元構築 / 人工臓器 / 粘膜 / 再生医学 / 消化管粘膜
研究概要

本研究の目的は、tissue engineeringの成果を活用することによりin vivoと従来のin vitroの系をつなぐものとして、多種類の細胞下らなり、3次元構築を維持し液性因子や細胞接着を通じて情報伝達が可能なシステムを作り上げることであった。
1,各種バイオマテリアルを用いた多細胞系の確立
マウス線維芽細胞株3T3細胞を滅菌したアガロースゲル上での培養を試みたところ、細胞の増殖は抑制されモノレーヤーを形成するに至らなかった。そこで、アガロースの種類や濃度を変え、かつ37度で固形化する条件などを検討したが、細胞が十分増殖しうる条件は見いだせなかった。
また、primary cultureによって平滑筋細胞を増殖させて検討したが、市販品の重層化の課程が難しく立体的な構築を作製することができなかった。
2,in vitro培養系構築粘膜での各種パラメーターのアッセイ系の確立
立体構築した多数種の細胞による培養系から、単一種の細胞を分離しアッセイ系を確立する予定であったが、上記の理由によりこの実験には至ることができなかった。
3,ヒト手術材料より分離した細胞の移入
ヒト消化管手術材料より上皮細胞、リンパ球、マクロファージの単離は90-95%のbiabilityとpurityをもって可能であった。しかし、我々の方法では上皮細胞は12時間でapoptosisに陥るため三次元培養系への移入は不可能と考えられた。また、単球系においても2日以上でbiabilityが著しく低下した。平滑筋細胞はprimary cultureにより、免疫組織化学で確認した限りではほぼ単一の細胞群を培養することが可能であった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Pouchitis atlas for objective endoscopic diagnosis2007

    • 著者名/発表者名
      Fukushima K, et. al.
    • 雑誌名

      Journal of Gastroenterology 42

      ページ: 799-806

    • NAID

      10019970606

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Genetic disorder are complex in inflammatory bowel disease.2006

    • 著者名/発表者名
      Fukushima K.
    • 雑誌名

      J Gastroenterol. 41・4

      ページ: 393-394

    • NAID

      10018141829

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Molecular analysis of colonic transformation in the ileum after total colectomy in rats.2006

    • 著者名/発表者名
      Fukushima K, Haneda S, Takahashi K.
    • 雑誌名

      Surgery 140・1

      ページ: 93-99

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 大腸疾患 Now Pouchitiの診断と治療2006

    • 著者名/発表者名
      福島浩平, 舟山裕士, 佐々木巌, ほか
    • 総ページ数
      227
    • 出版者
      日本メディカルセンター
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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