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COPDに対するintrathoracic balloon pumpingの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18659402
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関岐阜大学

研究代表者

白橋 幸洋  岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (40362149)

研究分担者 竹村 博文  岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20242521)
岩田 尚  岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (90303495)
松本 真介  岐阜大学, 医学部附属病院, 医員 (40397352)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード呼吸器外科学 / 胸腔内バルーン / 補助呼吸 / 肺気腫
研究概要

本研究は,末期の肺気腫症例において,胸腔内にバルーンを留置,pumpingさせる体内式呼吸補助装置の作成を目的としている.一方,肺気腫は肺胞構造の破壊に伴い,肺血管床が減少し肺高血圧から右心不全となる.この状況下でのバルーン留置は,肺高血圧を増悪させる可能性がある.前回,ラットの右肺の三葉を切除することにより,人工的な肺高血圧の状態を作成し,右心室などの循環系への影響と対側肺に生じる肺の過膨張の実験を行った.ラットを人工呼吸器下に右上,中,下葉を切除した群(RPN群)と開胸のみの群(C群)における3週間後の対側肺の容積(V),肺動脈圧(PA),体重に対する右心室の重量の比(RV/BW)を評価した.PA, RV/BWはRPN群において有意差をもって高値を示し,さらにRNP群においてVが有意に増大し,病理学的にも対側肺の肺胞間距離が増大している所見を認めた.以上より3肺葉切除レベルにおいては残存肺の気腫性変化を生じるのみならず,右心系への負荷が増加する可能性が示唆された.しかしながらバルーンの効果を最大限に発揮するためには,ある程度のサイズは必要であると考えられ,事前に右心不全を抑制する手段が必要と判断した.G-CFSが肺高血圧症を改善させるという報告があり,事前投与によって右心不全の抑制可能かどうかを今回は検討した.G-CSFを肺葉切除後に19日間10μg/kg/day投与した群(LG10)と100μg/kg/day投与した群(LG100)とRPN群(control)で右心負荷の抑制の程度を評価した.G-CFS投与によってPAは変化がなかったが,RV/LV+S(LV+S:左室壁,中隔の重量)と病理学的な肺内肺動脈中膜肥厚はRPN群に比較し有意に抑制できていた.よって少量のG-CSFを投与することによって比較的大きめのバルーンの使用も可能となると判断された.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ラット右肺3葉切除後肺高血圧に対するG-CSFの効果2007

    • 著者名/発表者名
      松本真介
    • 学会等名
      第60回日本胸部外科学会定期学術集会
    • 発表場所
      仙台
    • 年月日
      2007-10-19
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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