研究課題/領域番号 |
18659419
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岩田 博夫 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (30160120)
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研究分担者 |
滝 和郎 三重大学, 医学部, 教授 (70144368)
外波 弘之 京都大学, 再生医科学研究所, 助教 (90420405)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | カバードステント / 脳動脈瘤 / エレクトロスピニング / CoCr合金製ステント / エラスターゼ処理動脈瘤モデル / 血管撮影 / 内皮細胞 / 動脈瘤 / ナノファイバー / バルーンカテーテル / ウサギ / エラスターゼ |
研究概要 |
視認性の高いCoCr合金製ステントを用い、このステントヘポリウレタン溶液をエレクトロスピニングすることでカバードステントを試作した。このカバードステントをウサギ・エラスターゼ処理動脈瘤モデルを用いてin vivo評価を行った。得られた結果をまとめると、(1)血管撮影によりステント留置直後、1週間後、1月後の動脈瘤内への血流の流入阻止効果評価したところ、十分な阻止効果が得られた。(2)1週間後と1月後に留置ステントを取り出し、ステントへの生体反応(ステント内向腔の走査型電子顕微鏡観察を行ったところ、早くもステント留置1週間後にはステント内腔表面の大部分が内皮細胞で覆われていた。(3)ポリウレタン繊維層は、新生組織層に覆われているが埋め込み1ヵ月後においても安定に存在していた。(4)動脈瘤オリフィス部のポリウレタン繊維層は瘤内腔に押し出されることもなかった。(5)動脈瘤内腔の器質かが進行していた。以上の結果を米国バイオマテリアル学会誌に投稿し受理された。初期の血栓形成を防止するため、カバー層に薬剤を担持し、コントロールド・リリースを行うことを試みてきた。抗血小板薬であるシロスタゾールと抗凝固薬であるアルガトロバンを検討した。多くの条件、高分子材料を検討し、期待の持てる組み合わせを見出すことが出来た。
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