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免疫担当細胞における新規モルヒネ受容体の同定

研究課題

研究課題/領域番号 18659460
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関京都大学

研究代表者

正田 丈裕  京都大学, 医学研究科, 助教 (60335263)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードモルヒネ / 免疫抑制 / オピオイド受容体 / T細胞 / オピオイド / RT-PCR
研究概要

免疫抑制はモルヒネ等の麻薬による有害事象のひとつであるが、リンパ球などの免疫担当細胞に存在する麻薬受容体の関与が示唆されている。ヒト末梢血T細胞から抽出したTotal RNAを鋳型として、muオピオイド受容体(MOR1およびmu3)、deltaオピオイド受容体(DOR1)、kappaオピオイド受容体(KOR1)の4種類のオピオイド受容体遺伝子の全長を増幅するRT-PCRを施行したが、PCR産物は得られなかった。ところが、KOR1のエクソン2からエクソン3にかけての塩基配列は増幅された。KOR1のmRNAはエクソン1から3で構成されている。この結果は、エクソン2の5'側にエクソン1とは異なる塩基配列が結合するKOR1のsplice variantの存在を示唆している。エクソン2より上流の塩基配列を決定するため施行した5'RACEの結果、従来はイントロンと考えられていた部分がエクソン2の5'側に結合した塩基配列がクローニングされた。この塩基配列内にPCRのforward primerを作製し、KOR1の3'側に作製したreverse primerとともにRT-PCRを施行したが、ヒト末梢血T細胞からconstructは検出できなかった。一方、ヒトT細胞系培養細胞Jurkatやヒト胎盤、精巣、神経のcDNAを鋳型とするPCRからは検出された。現在のところ、T細胞から機能的な麻薬受容体の単離には成功していない。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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