• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

紅麹エキスを用いた新規骨形成法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18659579
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関九州大学

研究代表者

鮎川 保則  九州大学, 大学病院, 講師 (50304697)

研究分担者 古谷野 潔  九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (50195872)
築山 能大  九州大学, 大学院・歯学研究院, 准教授 (10236870)
荻野 洋一郎  九州大学, 大学病院, 助教 (50380431)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード骨増生 / 紅麹 / インプラント / 骨造成
研究概要

紅麹は酒、醤油や味噌等を発酵させるのに必要なコウジカビの一種であるが、近年、この紅麹エキスにコレステロール抑制効果があることが明らかになった。更に解析が進められた結果、このコレステロール抑制作用は、紅麹エキスに含有されるmonacolinが肝臓でコレステロール合成に必須のHMG-CoA reductaseを阻害することによることが明らかになった。我々はこれまでにHMG-CoA reductaseの阻害による骨形成の促進を確認しているため、紅麹エキスを用いても骨形成ができるのではないかと考え、平成19年度は以下の実験を行った。
インプラント周囲骨欠損部の治癒過程における効果 ラットに対し、数種の混和比を設定した紅麹エキス混和食を与え、monacolinに対する馴致を1週間行った。その後脛骨骨幹端部に直径1mm、高さ2mmの純チタンスクリューを埋入し、紅麹エキス混和食を動物屠殺まで与えた。1ヵ月後ラットを屠殺し、インプラント除去トルク値測定、あるいは研磨標本を作製して骨接触率、脛骨断面の骨密度測定を行ったところ、紅麹エキス摂食によるインプラント除去トルクおよび骨接触率の向上が認められた。このことより、紅麹摂取はインプラント周囲骨形成に促進的影響を与えることが示唆された。
人工的に作製した骨欠損部の治癒過程における効果 前述の実験と同様な方法で、人工的に作製した骨欠損部の骨新生における紅麹エキスの効果を検討した。紅麹エキス摂食により新生骨梁面積率が観察され、紅麹摂取が骨欠損部治癒に促進的影響を与えることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi