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口蓋の形成における、口蓋突起の癒合のメカニズムを探る

研究課題

研究課題/領域番号 18659613
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関岡山大学

研究代表者

山城 隆  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (70294428)

研究分担者 高田 健治  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (50127247)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード口蓋裂 / CBFb / Runx / 口蓋の形成 / コンディショナル・ノックアウトマウス / 上皮特異的 / Cre-LoxP / Runxファミリー / ノックダウン
研究概要

唇顎口蓋裂が発生する分子機構はまだほとんど明らかにされていない。最近のわれわれの研究から、CBFbという遺伝子が口蓋の発生に重要な役割を果たす可能性を示唆する所見を得た。そこで今回、CBFbの遺伝子改変動物を用いてCBFbが口蓋の形成に果たす役割を検討する。CBFbはそれ自身DNA結合能を持たないものの、転写因子であるRunxファミリーと結合することで様々な下流の遺伝子の転写を調節する。Cbfbは、その遺伝子改変動物の表現系から、血液、骨、神経等さまざまな組織において、発生・分化に重要な役割を果たすことが明らかとなっている。ところで、われわれの研究グループはRunx1の機能を阻害すると、一次口蓋と二次口蓋の間で口蓋裂が生じることを、最近見出した。Runx1mRNAの発現パターンとこの結果から、Runx1は口蓋の形成において上皮の癒合に関与することが明らかとなった。口蓋の形成においてもRunx1がその機能を果たすためにCBFbと結合することが必須であり、そのためCbfbは口蓋の形成に関与していることが示唆される。そこで、本研究ではCBFbが口蓋の形成に果たす役割について検討した。本実験では、CBFbノックアウトマウスは口蓋の形成前に造血系の問題により致死である。そのためCBFbを上皮特異的にノックダウンしたマウスを用いてCBFbノックアウトマウスをCre-LoxPシステムによって作成することを計画した。われわれは既に、K14-CreマウスとCBFb-floxマウスを入手しこれらの交配を始め、現在、K14-Cre+/-::Cbfb+/floxマウスとCBFb flox/floxマウスが誕生する段階まできた。近日中には、これらのマウスの交配により上皮でのみCBFbがノックダウンしたマウスが誕生し、口蓋での表現形の観察が可能であり、論文投稿を行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Wnt10a regulates dentin sialophosprotein mRNA expression and possibly links odontoblast differentiation and tooth morphogenesis.

    • 著者名/発表者名
      Yamashiro T, Zheng L, Shitaku Y, Saito M, Tsubakimoto T, Takada K, Takano-Yamamoto T, Theslelf I.
    • 雑誌名

      Differentiation. (In press)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] Wnt10a regulates dentin sialophosphoprotein mRNA expression and possibly links odontoblast differentiation and tooth morphogenesis2007

    • 著者名/発表者名
      Takashi Yamashiro, Li Zheng, Yuko Shintaku, Masahiro Saito, Takanori Tsubakimoto, Kenji Takada, Teruko Takano-Yamamoto, Irma〓
    • 学会等名
      9th international conference on "Tooth Morphogenesis and Differentiation"
    • 発表場所
      Zurich/Swiss
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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