研究課題/領域番号 |
18659638
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
今井 奈妙 三重大学, 医学部, 准教授 (90331743)
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研究分担者 |
櫻井 しのぶ 三重大学, 医学部, 教授 (60225844)
種田 ゆかり 三重大学, 医学部, 助教 (00444430)
辻川 真弓 三重大学, 医学部, 准教授 (40249355)
本田 育美 三重大学, 医学部, 准教授 (30273204)
瀬川 雅紀子 三重大学, 医学部, 助教 (70437101)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | Multiple Chemical Sensitivity / シックハウス症候群 / 化学物質過敏症看護相談室 / アクション・リサーチ / 化学物質過敏症 / 看護外来 / 看護介入 / 化学物質過敏症看護外来 / 介入研究 |
研究概要 |
平成18年度より運営している化学物質過敏症看護外来(相談室)を引き続き運営しながら、研究最終年度の総括作業として、過去3年間の相談室利用者に関する統計的データ(利用者数・利用目的等),患者の健康状態(化学物質過敏症スクリーニングテスト・一般健康調査・QOL調査等)に関するデータ,当看護相談室における看護職者の役割等について分析を行い、学会報告を行った。 具体的には、平成20年7月に旭川市で行われた臨床環境学会において、利用者70名の看護相談室の利用目的を分析した結果を発表した。発表内容は、「患者および家族を含む関係者が、病気と治療に関する情報の獲得(46%)、日常生活を安全にするための情報の獲得(22%)、社会的理解促進行動への期待(11%)、精神的サポート(21%)を求めて看護相談室を利用した」というものであり、看護職者の役割と相談室の設置効果が明らかになった。また、10月にBanffで行われたQualitative Health Research学会では、相談室を利用した患者13名に対する看護介入の内容とその効果を、スクリーニングテストの「自覚症状得点」を使い縦断的に調査した結果を報告した。これらの患者は看護介入によって自覚症状が軽減しており、看護職者による化学物質過敏症患者への支援方法と効果が明らかになったことにより、化学物質過敏症看護外来のシステムを構築する上での基礎資料が整った。 これらの総括は、平成21年3月に作成した「研究成果報告書」内に詳細を記載しており、3年間の研究参加者(患者)および各種関係施設に配布予定となっている。
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