• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ストレス緩和のための色彩映像媒体の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18659641
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関京都大学

研究代表者

齋藤 ゆみ  京都大学, 医学研究科, 教授 (40196019)

研究分担者 菅 佐和子  京都大学, 医学研究科, 教授 (10131244)
池本 正生  京都大学, 医学研究科, 准教授 (80144385)
高橋 美和  京都大学, 医学研究科, 助教 (40322903)
多田 春江  京都大学, 医学研究科, 助教 (10432379)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード色彩映像 / 多面的感情状態 / ストレス緩和 / コルチゾール / クロモグラニン / 唾液中のコルチゾール / 唾液中のコロモグラニ
研究概要

本年度の研究目的として、ストレス状態にある成人被験者へのストレス緩和効果の実証にまでいく計画であったが、前段階の研究結果(18年度に報告)について、研究デザインの不備を発見したため、健康被験者による追加実験を実施した。被験者28名(内、男性12名、女性11名、コントロール群5名)。今回は色彩映像の提示前に唾液中のストレスホルモンの調査を2回行い、またコントロール群で何もしていない平常状態での唾液中のストレスホルモンの動態を調査することによって、唾液中のストレスホルモンの変化を正確に捉えた。その他の実験方法は18年度と同様に実施した。その結果、多面的感情状態による評価ではポジティブな感情を表す、「活動的快」、「親和」、「非活動的快」のすべてで映像を見た後でMMS(多面的感情状態スコア)が上昇し、特に「非活動的快」に関しては有意な変化が見られた(p<0.05)。一方、不快の因子である「抑鬱・不安」、「倦怠」、「敵意」はそれぞれMMSが映像を見た後に低下しており、「抑鬱・不安」、「倦怠」に関しては有意な低下が認められた(p<0.05)。コントロール群ではMMSの有意な変化はいずれの因子においても認められなかった。ストレスホルモンであるコルチゾールの変化については実験群で映像を見た後の25分後の値が有意に低下していた(p<0.05)。コントロール群では有意な変化は見られなかった。また、クロモグラニンは実験群では映像を見た後の5分後に有意な低下(p<0.05)が認められたが、コントロール群では変化は認められなかった。総合すると、本実験における色彩映像は感情状態を改善することによるストレス緩和媒体としての可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Effects of color images on stress reduction : Using images as mood stimulants2007

    • 著者名/発表者名
      Yumi Saito, Harue Tada
    • 雑誌名

      Japan Journal of Nursing Science 4

      ページ: 1-8

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] The possibility of the effectiveness of color images on stress reduction2007

    • 著者名/発表者名
      Miwa TAKAHASHI, Yumi SAITO
    • 学会等名
      ICN conference of 2007
    • 発表場所
      Yokohama, JAPAN
    • 年月日
      2007-05-30
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi