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心拍変動の周波数解析データを用いた睡眠深度の推定基準の作成と信頼性・妥当性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18659644
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

谷田 恵子  兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (60405371)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード睡眠 / 心拍変動
研究概要

心拍変動を周波数解析することで得られる値のうちHF(nu)の値が、PSGで判定した覚醒・体動・REM・浅睡眠・深睡眠の5つの段階で差が出やすかったことから、初期の段階ではHF(nu)の値のみを用いて5つの段階の判定基準を作成した。しかしながら、その基準ではPSGとの一致率は高い場合でも80%以下であった。また入眠のタイミング(SleepOnset:SO)の判断や体動とREMの判断に誤りが生じることが多かった。そこで、SOについてはHRの変化を判定の指標に追加した。また体動とREMの判定については、これらの時期にはVLFとLF/HFの2つの値が他の睡眠期に比較して上昇するが、その上昇の割合が体動とREMでは異なるという特徴があったことから、その2つの値のバランスにより体動とREMを判定するという基準を加えることにより、PSGとの一致率を上昇させることができた。この基準により判定して描いた睡眠深度の経過図とPSGにより得られた睡眠深度の経過図とを、看護師資格をもつ第三者にどちらの方法で描いたものであると明らかにせずに提示し、睡眠サイクル数を判断してもらったところ、PSGでサイクルが不鮮明な症例を除き、判定したサイクル数はほぼ一致した。しかしながら、作成した基準では5つの段階は自動で判定できるが、SOはHRの経時的な変化のグラフを判定者が読み取って判断するため、入眠潜時が長いケースではSO時の変化が緩やかなことが多く判断しにくいという問題点が残っており、更なる基準の精錬が必要である。
心拍変動の周波数解析から得られた複数の指標と心拍数の変化からは、夜間の腕時計型の睡眠覚醒判定器械で得られる以上の睡眠に関する情報を得ることができ、睡眠の質の判定に有効であることかわかったことから、今後は健康成人以外を対象としたデータでも同様な基準で判定する方法を検討する。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Evaluation of Sleep Depth from Heart Rate Variability Data2007

    • 著者名/発表者名
      Keiko Tanida、Tomoko Honda
    • 学会等名
      The 6^<th> International Nursing Conference
    • 発表場所
      韓国ソウル
    • 年月日
      2007-11-07
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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