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慢性疾患を持つ学童期の小児のレジリエンスに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18659651
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関弘前学院大学

研究代表者

齋藤 美紀子  弘前学院大学, 看護学部, 講師 (40312508)

研究分担者 高梨 一彦  和洋女子大学, 人文学部, 教授 (80197110)
北宮 千秋  弘前大学, 大学院・保健学研究科, 講師 (10344582)
鈴木 光子  弘前大学, 大学院・保健学研究科, 講師 (90113810)
研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード看護学 / ストレス / 発達心理学 / 小児 / 慢性疾患 / 学童期 / レジリエンス / 病気体験
研究概要

【目的】今年度は前年度終了できなかった研究内容も含め,慢性疾患を持つ小児のレジリエンスの構造を明らかにすることを目的とした。
【調査内容】(1)学童期の子どものストレスとレジリエンスの調査:学童期(9〜12歳)の子どもを対象に、作成した尺度を用いて日常的なストレスとレジリエンスについて測定し、ストレスとレジリエンスとの関連を分析する。(2)慢性疾患を持つ子どものレジリエンス調査:学童期(9〜12歳)の慢性疾患により通院している子どもへの質問紙調査。(3)慢性疾患を持つ小児のレジリエンスの概念枠組みの構築。(1)および(2)の調査に先だって,前年度の研究で検討したレジリエンスを構成すると考えられる個人内特性要因,リスクおよびレジリエンスの強化双方に作用すると考えられる外的要因,ライフイベントの継続的な影響のそれぞれについて,縦断的に測定することが重要であると考えたため,病気体験の意味づけの中から検討する面接を実施した。以下にその結果を示す。
【結果】小児期の入院体験とその意味づけに関する面接調査を実施。対象:18〜26歳の大学生。短期入院と長期入院の経験者に大別された。その結果,以下の点が明らかになった。(1)病気体験の受けとめと体験の意味づけには,本人のパーソナリティなど個人内特性要因の影響が大きい。(2)病気体験およびそれに付随する様々な出来事についての認知と,現在直面する課題や困難に対処する上での考え方や行動には関連が認められる。(3)レジリエンスの強化要因として,とりまく周囲の人々のサポートの影響が大きい。
現在今回の結果をふまえてさらに面接事例を積み重ね,質問紙調査の結果と統合して慢性疾患患児のレジリエンスの構造のモデルを構築中である。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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