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酸化ストレスを指標とした妊婦の口腔ケアへの看護介入メソッド

研究課題

研究課題/領域番号 18659653
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関秋田大学

研究代表者

兒玉 英也  秋田大学, 医学部, 教授 (30195747)

研究分担者 糠塚 亜紀子  秋田大学, 医学部, 講師 (90361237)
渡邉 竹美  秋田大学, 医学部, 講師 (90279919)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード妊婦健康診査 / 口腔衛生 / 酸化ストレスマーカー / 8-ヒドロキシデオグアノシン / 歯周病 / 血清ヒドロペルオキシド / 妊娠高血圧症候群 / メラトニン / 妊婦 / 酸化ストレス産物 / 虫歯 / 8-OHdG / 生活習慣 / 口腔乾燥症
研究概要

1.妊娠8ケ月の妊婦の健康審査において、酸化ストレスマーカーの妊婦の健康状態の指標としての意義を明らかにする目的で、唾液中8-ヒドロキシデオグアノシン(8-OHdG)と血清ヒドロペルオキシド濃度を測定し、妊婦の歯の健康状態、妊婦健診データ、並びに妊娠予後との関係について調査、検討した。
1)妊婦の唾液中8-OHdG濃度は32.9±26.8ng/mlで、口腔乾燥を訴える妊婦は有意に(p<0.05)高値を示した。
2)ヒドロペルオキシド濃度は531±143U.CARRで、体重、収縮期血圧、および拡張期血圧と正の相関が認められた(p<0.01、p<0.01およびp<0.05)。また、歯周病や虫歯に関連する症状との相関は認められなかった。妊娠8ケ月のヒドロペルオキシド濃度は、分娩前の体重および拡張期血圧と正の相関が認められた(p<0.01およびp<0.05)。また、妊娠後期に妊娠高血圧症候群を発症した妊娠8ケ月のヒドロペルオキシド濃度は、有意水準には達しないものの対照群より高い傾向を認めた(613±143vs528±142U.CARR、p=0.094)。酸化ストレスマーカーは口腔の臨床症状との関連に乏しいが、妊婦の体重と血圧上昇とに関連しており、遅発型の妊娠高血圧症候群の予測因子として有用かもしれない。
2.妊娠8ケ月の妊婦の健康審査において妊婦の唾液中メラトニン濃度をELISA法により測定し、歯の健康状態との関係について調査、検討した。その結果、唾液中のメラトニン濃度は、歯周病に関連する症状(易出血、歯茎の脹れ、歯のぐらぐら感など)との間に相関は認められず、妊婦の口腔衛生の指標としての有用制はみいだせなかった。しかし、唾液中メラトニン濃度は妊婦の睡眠習慣との関連が示唆され、今後、妊婦の睡眠障害とメラトニン分泌との関連についての検討が必要と考えられた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 妊婦の口腔衛生における妊婦健診データ、生活習慣ならびに唾液中酸化ストレス産物の意義2008

    • 著者名/発表者名
      兒玉英也、篠原ひとみ、糠塚亜紀子
    • 雑誌名

      母性衛生 48

      ページ: 522-530

    • NAID

      110006548928

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 妊娠8ケ月の健康診査における酸化ストレスマーカー、血清ヒドロペルオキシド濃度測定の意義2008

    • 著者名/発表者名
      兒玉英也、篠原ひとみ、糠塚亜紀子、成田好美、吉田倫子
    • 雑誌名

      母性衛生 49

      ページ: 98-106

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 妊婦の口腔衛生における妊婦健診データ、生活習慣ならびに唾液中酸化ストレス産物の意義2007

    • 著者名/発表者名
      篠原ひとみ、兒玉英也、糠塚亜紀子
    • 学会等名
      母性衛生学会
    • 発表場所
      茨城県つくば市
    • 年月日
      2007-10-11
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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