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造血幹細胞移植を受ける造血器腫瘍患者の感染から身を守る生活の意味

研究課題

研究課題/領域番号 18659666
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

片桐 和子  福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (80317627)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,244千円 (直接経費: 1,244千円)
2008年度: 244千円 (直接経費: 244千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード造血器腫瘍 / 造血幹細胞移植 / 骨髄抑制 / 感染から身を守る生活 / マイクローエスノグラフィー / 化学療法 / マイクロ-エスノグラフィー
研究概要

本研究の目的は、造血幹細胞移植(以下、移植をする)に向けて化学療法を受ける造血器腫瘍患者の感染から身を守る生活の仕方や考え方について明らかにすることである。
研究方法は、マイクローエスノグラフィーの手法を元に、移植の前処置前の化学療法および移植による骨髄抑制期間に、患者や医師・看護師の管理者へのインタビュー、医師・看護師・薬剤師・家族と患者とのやり取りの場面の参加観察、研究者による自然な訪室で得られた患者との会話や行動場面、診療録・看護記録で得られた内容を、承諾を得てICレコーダーでの録音や記録用紙への記述によりデータ収集し、分析した。
対象の特性は、男性2名、女性5名の計7名で、うち2名で対象者や研究者の身体状況を考慮し、データ収集を中断した。中断者のうち1名は移植前の中断となった。疾患名は、悪性リンパ腫4名、急性リンパ性・前骨髄球性・骨髄性白血病が各1名あった。移植内容は、自家末梢血幹細胞移植5名、臍帯血移植1名であった。
分析の結果は、【家族や生活のために死ねない】を根底とし、【自分は寛解する】と【少しでも再発を延ばす】との間で矛盾した考えを示す中で、【頑張る】と【頑張らない】とが心身の変化と共に揺れ動きながら、【負けないためには体力が必要】【時の流れに任せる】【自然に回復するのを待つ】【身の回りの自分でできることをやる】【心を和ませる】【医師の指示通りに従う】【雑菌を取り込まない】などが明らかになった。また、経験や身体状況から【しないで済ませる】などといった緩めた感染対処の仕方をしていた。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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