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アトピー性皮膚炎の乳幼児をもつ母親への行動科学的患者教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18659667
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関群馬県立県民健康科学大学

研究代表者

益子 育代  群馬県立県民健康科学大学, 看護爆部, 講師 (40404917)

研究分担者 大矢 幸弘  国立成育医療センター, アレルギー科, 医長 (80392512)
二村 昌樹  国立成育医療センター, アレルギー科, 研究員 (30470016)
林 啓一  帝京大学, 医学部, 助手 (10459323)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードアトピー性皮膚炎 / 乳幼児 / 行動科学 / 患者教育 / スキンケア
研究概要

アトピー性皮膚炎の乳幼児をもつ母親に対して看護師による行動科学的な介入を医師が行う薬物療法に組み合わせることで、アトピー性皮膚炎自体の改善効果および患者と家族のQOLを改善することを目的とした行動科学的教育プログラムを完成させた。これは、スキンケアの実践指導に加え、薬物療法、環境整備、育児スキルアップをねらった1泊2日の教育入院と、その後の看護師による外来支援3回による3ケ月間のプログラムである。また、介入期間中は、セルフモニタリングとして開発したスキンケア表(アトピーハンドブック)を記載する。
このプログラムを中等症以上の乳幼児とその母親を対象に行い、1泊2日教育プログラム参加後1カ月後の効果までを分析した。
【方法】:1泊2日教育プログラムに参加し、教育を受けた母親のうち参加後1カ月後に外来受診した24名に対してアンケート調査を実施した。
【結果】:1泊2日教育プログラム参加前のかゆみと睡眠障害の程度は、1カ月後にはそれぞれ有意に改善していた(p<0.01)。また開始前と終了時では有意に改善していた皮膚の状態についても(p<0.01)、1カ月後に有意な変化は認められなかった。その一方で半数以上の参加者が1ケ月間でステロイドの使用量は減少し、保湿剤の使用量は増加したと感じていた。
【結論】1泊2日教育プログラムに参加することで、長期的に皮膚状態を改善することができ、なおかつステロイド使用量も減少させる可能性があると考えられた。さらに3カ月後の分析を進めると共に、次の課題としてランダム化比較試験による検証へと移行した。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 小児アトピー性皮膚炎に対する1泊2日教育入院の有効性(第2報)2008

    • 著者名/発表者名
      二村 昌樹
    • 雑誌名

      アレルギー 57巻

      ページ: 395-395

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 小児アトピー性皮膚炎患者の軟膏適切量の検討2007

    • 著者名/発表者名
      益子 育代
    • 雑誌名

      小児アレルギー学会 21巻

      ページ: 597-597

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 小児アトピー性皮膚炎に対する1泊2日教育入院の有効性(第1報)2007

    • 著者名/発表者名
      安本 卓也
    • 雑誌名

      小児アレルギー学会 21巻

      ページ: 598-598

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 小児アトピー性皮膚炎患者の軟膏適切量の検討2007

    • 著者名/発表者名
      益子 育代
    • 学会等名
      第44回小児アレルギー学会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場
    • 年月日
      2007-12-07
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 乳幼児アトピー性皮膚炎の短期教育入院の試み2007

    • 著者名/発表者名
      二村 昌樹
    • 学会等名
      第9回子どもの心・体と環境を考える会
    • 発表場所
      国立成育医療センター
    • 年月日
      2007-11-23
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] アトピー性皮膚炎2007

    • 著者名/発表者名
      大矢 幸弘
    • 総ページ数
      206
    • 出版者
      診断と治療社
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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