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長期入院児の再就学への移行を促すサポートシステムの基盤構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18659668
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関首都大学東京

研究代表者

戈木クレイグヒル 滋子  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (10161845)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード長期入院 / 子ども / 小児がん / ターミナル期 / 再就学 / 病院内教育 / サポートシステム / 教育
研究概要

本研究では,長期入院児の病院から学校への再就学移行をスムーズにするための体系だったサポートシステム案を作ることを最終的な目的として,基盤研究として計画したものであるデータの収集をはじめてすぐ,質量ともに先行研究の蓄積に乏しい院内教育の実態を把握し,検討することをまず優先すべきであると判断した,中でも,ターミナル期の子どもへの働きかけにしぼってデータを収集した方がよいということがわかった,そこで,主に院内教育の担当者,医療者(医師,看護師),子どもの両親,そして闘病経験のある子ども自身へのインタビューをおこない,子どもたちの入院中の教育(教科学習以外の働きかけも含む)の実態と課題を把握しようとした,本年度はインタビューにくわえて,院内教育の担当者4名とのフォーカスグループを8回おこない,ターミナル期の子どもに対しておこなわれた教育的働きかけとその結果,教育と医療者との連携の良し悪しによって結果がどう異なるのかを検討した,この3年間の研究によって,小児がん医療の中に「トータルケア」という言葉が定着しているものの,実際には言葉だけが一人歩きし,子どもに関わる情報が多職種間で十分に共有されていないという実態が明らかになった.本研究の成果の1部は,インターナショナルナーシングレビュー誌の平成21年秋号の特集(仮題:子どもの闘病と教育)を通して提示する予定である.さらに,今回の研究結果をもとに,臨床の場に適したサポート体制を構築する作業を進めていきたいと考える.

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 情報の共有-小児がんの子どもへの医療面談2008

    • 著者名/発表者名
      戈木クレイグヒル滋子, 三戸由恵, 畑中めぐみ
    • 雑誌名

      質的心理学研究 7

      ページ: 225-239

    • NAID

      130007870370

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] トータルケアのはじまり2007

    • 著者名/発表者名
      戈木クレイグヒル滋子
    • 学会等名
      第5回日本小児がん看護研究会
    • 発表場所
      仙台国際センター
    • 年月日
      2007-12-14
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 「医療と教育」なのか「医療の中の教育」なのか2007

    • 著者名/発表者名
      戈木クレイグヒル滋子
    • 学会等名
      日本特別ニーズ教育学会 第13回大会
    • 発表場所
      筑波大学東京キャンパス
    • 年月日
      2007-10-21
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 小児がんの子どもの闘病体験-研究という名の長距離走(やまだようこ編著, 質的心理学講座第2巻 人生と病の語り)2008

    • 著者名/発表者名
      戈木クレイグヒル滋子
    • 出版者
      東京大学出版会
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [図書] 質的研究方法ゼミナール : クラウンデッド・セオリー・アプローチを学ぶ(増補版)2008

    • 著者名/発表者名
      戈木クレイグヒル滋子
    • 出版者
      医学書院
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [図書] 実践クラウンデッド・セオリー・アプローチ : 現象をとらえる2008

    • 著者名/発表者名
      戈木クレイグヒル滋子
    • 出版者
      新曜社
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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