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高齢者の睡眠覚醒障害に対するナラティブ・ケアの生理学的な意義と看護介入の効果

研究課題

研究課題/領域番号 18659677
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関筑波大学

研究代表者

松田 ひとみ  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (80173847)

研究分担者 増田 元香  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (60284642)
研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2008年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2007年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード高齢者 / 睡眠覚醒障害 / ナラティブ・ケア / 生理学的評価 / アクチウォッチ / 看護介入 / 生理学的効果 / 介護介入
研究概要

北海道と関東地方地域在住の活動的な高齢者240人を対象として、会話の時間、相手、家族関係、生活習慣、リズム、うつ状態の評価と睡眠状態について、聞き取り調査とライフコーダ、アクティウォッチおよびアクティブトレーサーを用いて計測した。また、アクティウォッチから得られる睡眠効率を80%を指標に高群と低群に分け、両群の差を検討した。低群に対して、ライフヒストリーの聴取(30分間)を導入し、生活リズムと睡眠との関係について同様の機器で測定した。データはSPSS(Ver16.0J)統計パッケージを用いて解析を行った。睡眠に影響を与える心疾患、精神疾患、睡眠障害、睡眠随伴症状を有する者、睡眠薬を服用しているものは分析から除外した。解析の結果、男性が親しく会話をする相手として選択したのは、配偶者であったが、女性は姉妹や友人という回答であり性差がみられた。また、睡眠効率低群は、会話時間が短く、家族内での会話交流が乏しい傾向が見出された。さらに、低群において、うつ傾向との相関がみられた。特に男性で睡眠効率が低く会話時間が短いものを対象として介入を行った結果、初回の会話では睡眠への影響が見出されなかった。しかし、会話を約束して行った2回目以降の介入において、睡眠効率の改善が見出されるケースがあった。これらの介入については、インタビュアーとの人間関係や相性などのデリケートな側面もあり、必ずしもナラティブの効果とまでは結論付けることはできなかった。今後は、話し相手ボランティアの積極的な導入にも影響を与えるアプローチであることも踏まえ、更にナラティブ・ケアの具体的なプ白グラムと評価方法を検討することが課題となった。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 活動的な高齢者における主観的睡眠感と運動量との関係2006

    • 著者名/発表者名
      増田元香, 松田ひとみ
    • 雑誌名

      日本生理人類学会誌 11・4

      ページ: 31-36

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 活動的な地域高齢者の主観的睡眠感と運動量および時間帯との関係2007

    • 著者名/発表者名
      増田元香、松田ひとみ、橋爪祐美
    • 学会等名
      第49回日本老年社会科学大会
    • 発表場所
      札幌市教育文化会館
    • 年月日
      2007-06-21
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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