研究課題/領域番号 |
18659678
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
千葉 由美 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 助教 (10313256)
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研究分担者 |
戸原 玄 日本大学, 歯学部, 准教授 (00396954)
叶内 匡 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (50345287)
森田 定雄 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 准教授 (20202426)
植松 宏 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (80100957)
山脇 正永 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 准教授 (30302855)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 摂食・嚥下障害 / トレーニング / 予防 / 介入 / 効果 / 測定 / トレーニングプログラム / 基準作成 / 非侵襲検査 |
研究概要 |
摂食・嚥下障害に対応できるように有識者らで作成したパンフレット(がるぷトレーニング^TM)のメニューを基本としたトレーニングプログラム構成と効果評価を実施した。なお、非侵襲的な効果評価法として、咳テストのカットオフポイントを明確化した(1%クエン酸ナトリウム溶液を超音波式ネブライザで噴霧し、口呼吸をしてもらい1分間で咳が5回以上でた時点で陰性(正常)、咳の回数が1分間で4回以下のとき陽性と判定する(Yakasugiら2008、若杉ら2008))。地域でのデイサービス利用者に対し、咽頭部の筋強化を目的とした食前体操に任意で参加を求めた。介入プログラムの内容は、舌のリラクゼーション(pa、to、ka)、裏声(i:の発声で徐々に音程を高くし5秒間保持を3回繰り返す)、プッシングエクササイズ(椅子に座った姿勢で10回繰り返す)で、効果指標は、摂食・嚥下関連の問診、唾液のみテスト(RSST)、水のみテスト(MWST)、食物テスト(FT)、咳テスト(CT)などを測定した。その結果、ベースラインと2回目(2週間後)で分析の有効対象者は計73名(86.9%)で、ベースラインの平均年齢82.6歳、女性は52名(71.2%)で、重度の認知症を有する者はいなかった。介入前後を比較し、全体的に有意な改善の見られた項目は、口唇の突き出し、堤舌、随意的な咳、繰り返し発声(ta)、さ声、RSST、問診2項目(食べる時間、食事中のむせ)であった(Chiba,2009)。また、2回目と3回目(約半年後)を比較すると、有効対象者は54名(57.4%)で、有意な改善が見られた項目は、発声(ta、ka、pataka、i:)であった。変化に影響する因子について、分析を進める。
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