研究課題/領域番号 |
18680012
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
ALVARO Cassinelli (CASSINELLI Alvaro) 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 助教 (60422408)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2007年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2006年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | ヒューマンインターフェース / ディスプレイ / マイクロ・ナノデバイス |
研究概要 |
■ 本年度は、MEMS型静電マイクロミラーを用いたレーザープロジェクターを構築した。 また、性能評価として、スキャン速度と視角を測定した。同システムは、USBケーブルを通して計算機と接続されるものであり、携帯性においても優れている。下記のリンクは、システムの動作をまとめたサンプルビデオである。 www.k2.t.u-tokyo.ac.jp/wwwedit/perception/SmartLaserTracking/MEMS_projector.wmv ■ さらに、MEMS型の同システムは、昨年度に設計した位相変調型のレンジファインダ用回路を搭載している。このシステムインテグレーションは、光スキャナ専門の外注会との協力によるものである。 ■ 開発システムの評価に関しては、市販のレンジファインダ(北陽電機株式会社製URG-04LX)との性能比較を行った。また、開発システムを搭載したモバイルロボットに関する研究も開始している。同研究では、複数の"スマートレーザースキャナー"を用いて、実世界において自律的に動作するロボットの実現を目指している。 ■ 一方、本システムの拡張として、ビジョンチップのような知的カメラとの技術統合の可能性についても取り組んだ。関連した成果として、レーザーのサッケード中に生じた独立点を見るために、高速カメラを新たに用いた。 ■ また、新たな機能として、変形可能な表面の3次元形状を測定するを可能とするシステムの検討も行った。同システムは、構造化光と、知的カメラまたは単一の光検出器から構成されるものである。なお、この3次元測定技術は、タンジブルインターフェース"クロノスプロジェクター"に関連した技術である。 ■ さらに、視覚障害者のための移動支援装置"ハプティックレーダー"の方向性についても検討を行った。具体的には、表面実装技術を用いた、小型・電源搭載型のモジュールの試作を行った。
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