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単一細胞遺伝子発現解析法を用いた、ほ乳類中枢神経系の前駆細胞の運命決定因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 18680030
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

川口 綾乃  理化学研究所, 非対称細胞分裂研究グループ, 研究員 (90360528)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2007年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2006年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
キーワード単一細胞由来cDNA / 神経前駆細胞 / 神経発生 / DNAマイクロアレイ / 運命決定 / 前駆細胞 / マウス
研究概要

本研究の目的は、哺乳類大脳の発生過程において前駆細胞から生じる多様な細胞の運命はどのようにして決定されるのか、その分子機構を、単一細胞レベルで遺伝子発現を比較するという手法を用いて明らかにすることにある。昨年度までに、胎生14日目のマウス大脳原基から無作為に取り出した単一細胞から、単一細胞由来cDNAを作製した。それぞれに対し、DNAマイクロアレイ(GeneChip)を用いて遺伝子発現解析を行い、計70個の細胞のゲノム・ワイドな遺伝子発現プロファイルを作製することができた。今年度は得られたデータの解析と、前駆細胞種に得意的な遺伝子の生体内での発現パターンの解析をさらに進め、(1)胎生中期の前駆細胞群はその遺伝子発現のパターンに基づいて、神経幹細胞、脳室下帯にある成熟した中間前駆細胞、その前段階の、脳室帯に存在する幼弱な中間前駆細胞の3種に分かれることを明らかとし、(2)それぞれに特徴的に発現するマーカー遺伝子群を多数同定した。さらに、得られた遺伝子発現情報のパスウェイ解析と各種機能実験に基づき、(3)生体内では、脳室面側に存在する幼弱な中間前駆細胞がDeltaを発現していること、この中間前駆細胞と神経幹細胞との間でのDelta-Notchシグナルを介したnegative feedback loopが、発生期における神経細胞産生の数とタイミングを制御していることを明らかとした。得られた成果を、横浜で行なわれたNeuro2007にて報告するとともに(口演)、論文としてまとめ学術誌に投稿した。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 単一細胞の網羅的遺伝子発現プロファイルにより明らかとなった哺乳類神経前駆細胞の性質2007

    • 著者名/発表者名
      川口 綾乃
    • 学会等名
      Neuro 2007(第30回日本神経科学大学)
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-09-10
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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