研究課題
若手研究(A)
(1)北太平洋亜寒帯域で優占するカイアシ類は、植物プランクトンや微小動物プランクトンだけでなく沈降粒子も摂餌しており、春季ブルームの終焉や炭素輸送に影響を与えていることが示唆された。(2)対象カイアシ類は餌の多い海域でも種間で成長期をずらしており、餌資源分割による競争回避ではないことが分かった。(3)これらカイアシ類の成長は急激な体重増加によるものであるが、越冬する発育段階での体重増加は油球蓄積によるものであった。(4)核酸やタンパク質を使った生化学的成長解析法では、成長過程にある状態と休眠状態を識別できた。
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