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抗ペプチド抗体による花粉症の診断と減感作療法へ向けた基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 18689025
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 膠原病・アレルギー・感染症内科学
研究機関久留米大学

研究代表者

小松 誠和  久留米大学, 医学部, 講師 (50343687)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)
2007年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2006年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
キーワード免疫学 / アレルギー・ぜんそく / 花粉症 / スギ花粉 / 抗体 / ペプチド
研究概要

本研究は花粉症のアレルゲンに対する生体の免疫応答を解析し、病態の予後予測可能な診断系を確立するとともに、ペプチドによる減感作療法への応用可能性について検討することを目的とした。
平成18年度より引き続きSBP, Cry j1およびCry j2に対するIgG, IgE,IgM,IgAについて患者を追加しその血液を用いて抗体を検討した。その結果、患者の症状の度合いに伴って抗体比のパターンが得られることが確認された。同様にCry j1およびCry j2に由来する少なくとも84種類のペプチドを用いた抗体測定において、5種類のペプチドについて健常者(非花粉症患者)と花粉症患者との間に統計学的有意差を認めた。
花粉症患者及び健常者(非花粉症患者)より末梢血を採血し、そのPBMCを分離し上記ペプチドの存在下で一定期間培養を行い、その培地中に産生されるサイトカインについて検討したが、変化は認められなかった。
また、抗原+アジュバントにより一定期間ラットを免疫したが抗原特異的IgE抗体の産生を認めず、ペプチド投与における変化は陰性を示した。
上記結果より、SBP,Cry j1およびCry j2、並びに健常者(非花粉症患者)を花粉症患者に抗体価の統計学的有意差を認めたペプチドに対する抗体を末梢血より測定することにより、花粉症の予後予測可能な診断系が確立できた。
ペプチドによる減感作療法の可能性については、選択したペプチドでは低いと考えられた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 学会発表 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] スギ花粉症患者の花粉抗原に対する抗体の応答と臨床症状の相関2007

    • 著者名/発表者名
      小松誠和, 七條茂樹, 伊東恭悟
    • 学会等名
      BMB2007
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2007-12-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [産業財産権] スギ花粉症の診断方法2006

    • 発明者名
      伊東恭悟, 原田守, 小松誠和, 大久保公康
    • 権利者名
      久留米大学, 日本医科大学
    • 産業財産権番号
      2006-028853
    • 出願年月日
      2006-10-24
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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