研究課題/領域番号 |
18700027
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ソフトウエア
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松下 誠 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (60304028)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | ソフトウェァ部品 / リポジトリ / クラスタリング / ソフトウェアリポジトリ / 修正履歴 / 修正リスク |
研究概要 |
本年度は、ソフトウェアに対する修正リスクの分析を行うために必要とされるソフトウェアリポジトリ分析に関する課題に対して取り組み、以下のような結果を得た。 ソフトウェアの構成を把握するためには、ソフトウェアがどのように作られてきたかの設計書の存在が重要であるが、ソフトウェアと設計書の対応が必ずしもとれていないことから、ソフトウェア自身からその構成を復元する手法は有用である。ソフトウェアクラスタリング手法はそのような手法の一つであるが、システムの基幹部分など、ソフトウェア内の多数の部分と連携して動作する箇所によって、クラスタリングの結果が悪くなってしまうことがわかった。そこで、既存手法であるソフトウェア部品の重要度を決定する手法をソフトウェアクラスタリングに応用することにより、クラスタリング結果を向上させるための手法について研究を行い、試作の結果より優れたクラスタリング結果を導くことができた。 ソフトウェア開発の際に用いられる部品検索では、キーワードによる検索が一般的である。しかし、この手法にはキーワードを適切に入力しなければ適切な結果が得られないという欠点がある。この欠点を克服するために、検索時に用いるキーワードを自動的に決定する手法が提案されているが、この手法はソフトウェアを実際に書きはじめなければ利用できないという問題を抱えていた。そこで、キーワードを自動的に決定する手法をさらに拡張し、ソフトウェアがすでに利用している他のメソッドや、ソフトウェア中の識別子の情報を利用することによって、より多くのキーワードを自動的に決定し、それによってより適切な検索結果を得るための手法について考察を行った。
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