研究概要 |
マルチプロセッサに適した投機技術の一つとして, 従来はハードウェアでおこなっていた分岐予測をソフトウェアで実現するソフトウェアの性能改善に取り組んだ. 特に, 複数の予測手法の適応可能性について検討し, 個別の分岐命令毎に予測手法を変更することで予測精度を改善できることを明らかにした. チップマルチプロセッサ時代のコアの利用法の一つとして, ソフトウェアによりキャッシュを実現するキャッシュコアと呼ぶ技術を提案・評価をおこなった. この他にも, 動的に計算能力を変更することを目指したCoreSymphony機構を提案し, その性能を定量的に明かにした.
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