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ピアツーピア分散処理環境のための自己再生型分散ファイルシステムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18700056
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機システム・ネットワーク
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

布目 淳  京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 助教 (60335320)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード分散ファイルシステム / ピアツーピア / 計算機システム / ディペンダブルコンピューティング / データストレージ / 分散処理 / オペレーティングシステム / イーサネット
研究概要

ピアツーピア分散処理環境の利便性を向上させるため、実行時におけるノードの起動・停止を考慮した分散ファイルシステムを設計した。また、ノード間通信に分散ファイルシステムの管理情報を添付する手法を開発した。2年計画の最終年度である今年度は、以下の3点の作業を行つた。
1.自律的にデータを自己再生するために必要な情報と、その粒度、物理配置の選択方式について検討した。その結果、データの変更履歴と定期的なスナップショットが有効に利用できること、およびこれらの情報を冗長・分散配置することが有効であることがわかった。
2.ノード間通信に管理情報を付加し、1.の情報を低オーバヘッドで交換する手法を検討した。応用プログラムの実行中に、ノード間で行われる明示的な通信の他、同期やロックのような情報交換にも管理情報を付加することが有効であることがわかった。
3.管理コストを最小化するために、応用プログラム側からヒント情報を提供するAPIを決定した。応用プログラムが扱うデータ構造によっては、ファイルアクセスのパターンが静的に予測できる場合があり、このような情報がヒント情報として有効であると確認できた。
これらの結果、分散ファイルシステムの一部を担うノードが停止した場合においても、他のノードで実行中の処理を継続して行える可能性を高めることができた。また、管理情報の交換にかかるオーバヘッドを最小限に抑えることができた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] プログラミング実習におけるコード評価のためのeラーニングバックエンドシステムの開発2008

    • 著者名/発表者名
      布目 淳
    • 学会等名
      電子情報通信学会情報通信マネジメント研究会
    • 発表場所
      鹿児島県民交流センタ
    • 年月日
      2008-05-08
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] プロセッサ開発支援システムGYPSIにおける命令シミュレーションライブラリ2007

    • 著者名/発表者名
      上堂薗 浩光
    • 学会等名
      電気関係学会関西支部連合大会
    • 発表場所
      神戸大学工学部
    • 年月日
      2007-11-18
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] GYPSIの命令シミュレーションライブラリを用いた動的ループ検出ツールの開発2007

    • 著者名/発表者名
      上堂薗 浩光
    • 学会等名
      電気関係学会関西支部連合大会
    • 発表場所
      神戸大学工学部
    • 年月日
      2007-11-18
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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