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ハイブリッドサーバアーキテクチャを実現する動的なサービス管理機構の研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 18700061
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機システム・ネットワーク
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

河合 栄治  奈良先端科技大, 情報科学研究科, 助教授 (40362842)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードサーバアーキテクチャ / 性能評価 / ディペンダブルサービス / 動的最適化 / ベンチマーク / マルチプロセス・マルチスレッド / I / Oポーリング / イベント駆動
研究概要

本研究は、ネットワークサーバにおいて、ネットワーク通信状況やシステム負荷状況の分析において抽出した特性に合わせてサーバの動作を自律的に管理し、サービス性能およびサービス品質の常時最適化を実現する、ディペンダブルサーバ基盤技術の開発を目的としている。
平成18年度では、1)システム的視点からのネットワーク通信特性の包括的なモニタリングおよびモデル化、2)ネットワーク通信に対するサーバアーキテクチャの特性分析と改良の二つの目標を設定し研究を行った。
具体的な研究手法としては、サーバアーキテクチャの性能比較を可能にするベンチマークツールの開発を行った。このベンチマークツールは、通常のネットワークサービスベンチマークツールや低レベル通信ベンチマークツールとは異なり、サーバのアーキテクチャそのものを評価対象とするものである。これにより、アプリケーション層プロトコル実装に左右されることなく、サーバアーキテクチャの性能比較を厳密に行うことができた。
このベンチマークツールを用いて、Linux2.6上でマルチプロセス・マルチスレッドアーキテクチャ、I/Oポーリングアーキテクチャ、イベント駆動型アーキテクチャの三つのタイプのアーキテクチャについて、同時コネクション数やスループットを変化させながら性能評価を行った。その結果、従来スケーラビリティに問題があるとされることが多いマルチプロセス・マルチスレッドサーバがイベント駆動サーバとほぼ互角の性能を有していることが判明した。また、I/Oポーリング型はもはや性能面における利点はほとんど存在しないことも分かった。
今後は、これらの得られた知見を基礎として、ハイブリッド型サーバアーキテクチャの開発につなげていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] クライアント品質推定のための詳細なストリーミングサーバログ分析2006

    • 著者名/発表者名
      寺田直美
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 47・7

      ページ: 2019-2029

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] コネクション集合における通信の局所性を考慮したベンチマークツールの試作2006

    • 著者名/発表者名
      河合栄治
    • 雑誌名

      第14回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ

    • NAID

      170000074822

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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