研究課題/領域番号 |
18700138
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
寺井 あすか 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 21世紀COE研究員 (70422540)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 知識発見とデータマイニング / 言語統計解析 / オントロジー |
研究概要 |
本研究の目的は、大規模言語コーパスに基づく係り受け頻度データを用いて、確率的オントロジーを構築した。本研究で構築する、確率的オントロジーとは、概念によって形成されるカテゴリーの階層構造と、概念のカテゴリーへの帰属確率(概念が与えられたときのカテゴリーの条件付確率)を付与したものである。 新聞10年分(1993年〜2002年)の形容詞-名詞、名詞-"が"-動詞、名詞-"に"-動詞、名詞-"を"-動詞の係り受け頻度データを用いて、名詞に関する確率的オントロジーを構築した。まず、毎日新聞コーパス10年分(1993年〜2002年)から、形容詞-名詞、名詞-動詞に関する係り受け頻度データを、CaboCha(工藤、松本2002)を用いて抽出した。次に、抽出した係り受け頻度データに対し、潜在クラスが介在し、単語A(形容詞または動詞)と単語N(名詞)が共起するという仮定に基づく言語統計解析(Kameya、Sato 2005)を用いて潜在クラスの推定を行った。各名詞をP(名詞|潜在クラス)という確率で表現し、これらの言語統計解析結果に対して、ソフトクラスタリングモデルであるRoseモデル(1990)を用いることで、各階層におけるカテゴリーのセントロイドを推定することで、名詞の確率的階層構造を作成した。また、下位カテゴリーのセントロイドの上位カテゴリーへの帰属確率を計算することで、上位カテゴリーへの下位カテゴリーの帰属確率を求めた。 さらに、心理学実験を行うことで、構築した確率的階層構造の妥当性の検証を行った。
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