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脳機能イメージングによる視覚情報統合の神経基盤解明

研究課題

研究課題/領域番号 18700260
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 認知科学
研究機関金沢工業大学

研究代表者

伊丸岡 俊秀  金沢工業大学, 情報フロンティア学部, 講師 (20387351)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード情報統合 / 神経基盤 / functiona1 MRI / 顔処理 / function MRI / 表情 / 視覚情報統合 / 顔 / 視覚的短期記憶
研究概要

視覚情報統合に関わる神経メカニズムを明らかにするために,顔刺激を用いた課題逐行中の脳活動をevent-related functional MRIおよびepoch-related functional MRIによって測定した.
第一実験では視覚刺激として表情のついた顔画像を用い,顔が持つidentityと表情という2種類の情報を(1)統合する必要がある揚合,(2)identityのみ処理すれば良い場合,(3)表情のみを処理すれば良い場合,(4)どちらも必要ない場合という4つの条件を設定しevent-relatef fMRI実験を行った.被験者の行動的パフォーマンスには大きな違いは見られなかったものの,条件別に分けて脳活動パタンを評価したところ,課題達成に必要な情報によって活動パタンが大きく異なることが示された.データの解析は現在も継続中であり,終了次第,結果は公表する予定である.
第二実験では,顔表情と被験者の個人的特性との関係をepoch-related fMRIによって調べた.この実験は情動的情報と感覚情報が脳内でどのように統合されるかを,個人の性格差との関連から明らかにすることを目的としたため,広範な活動を得るために活動の検出の容易なepoch-related法を用いたものである.その結果,社会的不安の高い被験者とそうではない被験者間では情動的情報処理に関わる脳活動部位が大きく異なることが示された.本実験の結果は平成20年度の日本心理学会で発表するほか,雑誌論文として公表するために準備中である.
いずれの実験においても,脳内での情報統合に多くの領域が関わることが示された.さらに領域間の詳細な相互作用の実態を明らかにするための端緒は捉えることができたと考える.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 社会不安傾向の違いが顔刺激による視覚的検出促進に与える影響2006

    • 著者名/発表者名
      伊丸岡俊秀 他
    • 雑誌名

      信学技報 66

      ページ: 105-110

    • NAID

      10018631618

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 表情刺激呈示による視覚情報処理促進の経時変化2006

    • 著者名/発表者名
      伊丸岡俊秀 他
    • 雑誌名

      日本心理学会第70回大会発表論文集

      ページ: 797-797

    • NAID

      130007393500

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 恐怖表情知覚の神経基盤-Functional MRIによる検討-2008

    • 著者名/発表者名
      伊丸岡俊秀, 他
    • 学会等名
      日本心理学会第72回大会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2008-09-19
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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