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不確実性・不確定性を含む情報下におけるラフ集合に基づく意思決定モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18700278
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 統計科学
研究機関福井工業大学

研究代表者

杉原 一臣  福井工業大学, 工学部, 准教授 (90367508)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード意思決定理論 / コンジョイント分析 / マーケティング / 評価問題 / ラフ集合 / IF-Thenルール / 同値関係 / 不確定性
研究概要

本研究では、人間の一貫性の無い、矛盾した意思決定行動を解析し、不確実性や不確定性を含む複雑な意思決定構造を明らかにすることを目的として、ラフ集合の概念を用いたデータ分析モデルの構築に取組んでいる。ラフ集合(Rough Sets)はZ. Pawlakによって提案された情報近似のための数学的概念で、同値関係や類似関係、順序関係などによる集合を「知識」とみなして、種々の情報をこの知識で表現するために、2つの観点からの近似が提案されている。それぞれの近似からIF-Thenルールを抽出することができる上に、定義された関係による集合に基づく近似に対して、多様な知識の表現を考えることができる。このような特徴から、ラフ集合の拡張とその解釈に関する研究が最近盛んに行われている。
今年度は、昨年度に引き続いて情報の評価問題に着目した上で、マーケティングの分野でよく用いられるコンジョイント分析へのアプローチとして、Grecoらの順序関係を用いたラフ集合の概念をこの分析手法に適用し、新たなコンジョイント分析の提案を行った。提案手法は「より良いデータを持つものは、より高く評価される」という観点から定義されていて、意思決定者が出力される結果(IF-Thenルール)を見て、既存の組合せと未知のものの組合せを容易に比較・考察可能という点で、従来のコンジョイント分析とは異なる結果の活用方法が提供されている。また、ラフ集合で取扱える問題の範囲拡大を実現したことで、これまで情報解釈の部分に偏重していたラフ隼合の研究に、新たな展開を与えられたと考えている。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Rough Set Approach to Information Systems with Interval Decision Values in Evaluation Problems2006

    • 著者名/発表者名
      K.Sugihara, H.Tanaka
    • 雑誌名

      The International Symposium on Fuzzy and Rough Sets (ISBN:959-250-3087) (CD-ROM)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] ラフコンジョイント分析について2008

    • 著者名/発表者名
      杉原 一臣
    • 学会等名
      日本オペレーションズ・リサーチ学会2008年春季研究発表会
    • 発表場所
      京都情報大学院大学
    • 年月日
      2008-03-26
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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