研究課題/領域番号 |
18700329
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
惣谷 和広 理化学研究所, 津本研究ユニット, 研究員 (80415207)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 二光子レーザー走査型顕微鏡 / Green Fluorescence Protein (GFP) / カルシウムイメージング / 大脳皮質第一次視覚野 / GABAergicNeuron(抑制性神経細胞) / 方位(傾き)選択性 / Visual Response / in vivo / GABAergic Neuron(抑制性神経細胞) / Green Fluorescence Protein(GFP) |
研究概要 |
今年度は、去年度までに開発した、抑制性ニューロンにだけ緑色蛍光たんぱく質を発現する遺伝子改変マウス:GAD67-GFP(Δneo)マウスを用いたin vivo二光子励起機能的カルシウムイメージング法を用いて、マウス大脳視覚野の臨界期における抑制性ニューロンの機能を解明するため、幼弱期のマウス、特に臨界期におけるマウス大脳視覚野内の抑制性神経細胞群の光反応を麻酔下で直接モニターする実験系の立ち上げを行った。 近年、本研究代表者を含め、多くの研究室で臨界期における大脳視覚野神経回路網の機能発達に抑制性神経細胞が大きな役割を果たしていることが示唆されているが、具体的に、抑制性神経細胞のどのような機能がどのような役割を担っているのか、その詳細は未だ明らかになっていない。そこで、まず、本研究代表者は、麻酔下の幼弱マウス大脳視覚野神経回路網内の抑制性神経細胞群と興奮性神経細胞群の光反応を直接観察することにより、それぞれの細胞群の機能発達の詳細を解析することを試みた。 しかしながら、幼弱マウス大脳視覚野2/3層のニューロン群のin vivo二光子励起機能的カルシウムイメージング法は、成熟マウス大脳視覚野2/3層のニューロン群のin vivo二光子励起機能的カルシウムイメージング法と比較し、非常に不安定で、安定して光反応を記録できない点が問題視されたが、色々な改良を加え、今年度末からようやく安定した実験系を構築することに成功した。 現在、構築された実験系を用いて、臨界期における抑制性神経細胞群の光反応特性は、興奮性神経細胞群に比べどのような違いがあるのか、詳細に解析中である。
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