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哺乳類運動ニューロンの中枢及び末梢における神経伝達の機能発達

研究課題

研究課題/領域番号 18700388
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 神経・筋肉生理学
研究機関筑波大学 (2007)
独立行政法人産業技術総合研究所 (2006)

研究代表者

西丸 広史  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (20302408)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード神経科学 / 生理学
研究概要

GABA作働性ニユーロンがGPFを発現するGAD67-GFPノックインマウス新生児の脊髄摘出標本においてGFPを発現する腰脊髄腹側細胞体が局在するニューロンからホールセル記録し、近傍の腰髄前根の電気刺激に対して単シナプス性EPSPが観察される。この単シナプス性EPSPはこれまで知られていたアセチルコリン受容体だけでなく、グルタミン酸受容体をも介していることをこれまで明らかにしたが(Nishimaru et al 2005)、その機能的意義は明らかではなかった。腰髄前根の刺激強度を上げるとこのEPSPの振幅と持続時間が増大し、約70-130Hzで連続発火する。NMDA型受容体拮抗薬のAP5の灌流投与によりEPSPの持続時間は短くなり、連続発火は抑制される。このことはこの運動ニューロンからRenshaw細胞へのシナプス伝達経路において、グルタミン酸受容体は運動ニューロンが強く興奮した際にRenshaw細胞の発火を持続させる役割を担っていることを示唆した。またRenshaw細胞の細胞体が局在する脊髄節の後根の電気刺激によって脊髄反射経路を活性化すると、Renshaw細胞に応答潜時の短い興奮性シナプス入力と応答潜時の長い持続的な抑制性シナプス入力が見られた。また、さらに尾側の髄節の後根を電気刺激すると潜時の長い抑制性の応答の実が見られた。これたの結果から、Renshaw細胞は脊髄反射の際に短シナプス性の興奮性入力を受けるが、そのあとすぐに多シナプス性の抑制性入力によっての活動を調節されていることが示された。脊髄の運動中枢を構成する介在ニューロンから主に抑制性にその活動を調節されていると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Inhibition of Renshaw cells during spinal reflexes in the neonatal mouse spinal cord2007

    • 著者名/発表者名
      西丸広史・柳川右千夫
    • 学会等名
      第30回日本神経科字大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(横浜市)
    • 年月日
      2007-09-12
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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