研究課題/領域番号 |
18700453
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
爲川 雄二 東北大学, 大学院・教育情報学研究部, 助教 (30351969)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 電気的パラトグラフィ / 構音訓練 / ハードウェア / ソフトウェア / パーソナルコンピュータ / システム構築 |
研究概要 |
本研究の目的は、構音訓練の補助機器としての電気的パラトグラフィについて、パーソナルコンピュータで利用できる構音訓練システムの臨床での適用可能性を検討することである。前年度(1年目)における調査や関連の研究者ら(メーカー、歯科医、工学者、教育学者)との議論の結果、研究代表者が以前に開発した電気的パラトグラフィシステムは、臨床での適用可能性が高いものの、オーダーメイド型の接触感知電極付き人工口蓋板の作成が現時点では困難であり、臨床での適用可能性が低いことが明らかになった。その一方で、実際に臨床での適用を検討している専門家(歯科医)との議論から英国での先進例が明らかになり、研究代表者が開発したシステムを含め、日本における電気的パラトグラフィシステムに比して、英国のシステムの方が日本でも臨床での適用可能性が高いことが考察された。そこで本年度(最終年度)は、英国のシステムを試験的に導入して、研究代表者が開発したシステムをはじめとした日本における電気的パラトグラフィシステムと比較した。それぞれのシステムについて、簡便性や使い勝手を主な比較内容とした。比較対象の数的データが少なく、また、それぞれのシステムにおける機能が微細な点で異なることから、年度内に詳細な比較検討及び考察までは至ることができなかったものの、英国の電気的パラトグラフィシステムの臨床での適用可能性が極めて高いという印象を持つに至った。(本研究で得られた成果の一部を、2008年9月に英国エジンバラQueen Margaret Universityで開催される国際シンポジウムで発表する。)
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