研究課題/領域番号 |
18700493
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
金谷 麻理子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (00284927)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | マット運動 / 後転とび / 幇助用具 / 段階的接近法 / 運動感覚能力 / 補助トレーニング / 器械運動 / 段階的学習法 / 直接幇助 / 補助的ドリル / 感覚の逆転 |
研究概要 |
まず、これまでのマット運動における「後転とび」の学習法について各種指導書の検討を通して問題点を導き出し、筆者が行った研究(金谷,2005)を参考に「後転とび」の新しい学習法を考案した。ここで考案した学習法は「後方回転jに着目し、幇助用具(フィジオロール)を用いての「後転」から「後転とび」へ、そして幇助用具を用いないで「後転とび」へと発展させるものであった。そして、この学習法を用いて平成19年1月〜平成20年2月に「後転とび」が未習得の体育を専門とする女子大学生および体操教室に通う小学生、体操以外のスポーツ教室に通う小学生、そして「後転とび」を習得したばかりの初心者を含む体操部に所属する女子中・高生を対象にした試行実験を行つた。なお、これらの実験では学習プロセスの記録と学習活動にともなう学習者自身の主観情報が考察資料として収集された。その結果、「後転とび」に初めて取り組む初心者に対しては、学習活動がマット運動でなじみ深い「後転」からはじまり、その後徐々に「後転とび」へと変化させていくという手順で行われるため、恐怖心をもつことなく導入しやすいということ、また、「後転」や「逆立ち」等の器械運動における基礎的な技能を身につけていれば比較的短期間で幇助用具を用いた「後転とび」を達成することができるということが明らかになった。ただし、幇助用具を用いずに自力での「後転とび」に発展させる段階では、着手感覚の習得および空中での回転不足の解消のための補助トレーニングが必要となることも明らかになった。さらに、「後転とび」ができたばかりの学習者に対しても、本研究で考案した学習法を通常の「後転とび」の練習と並行して行うことによって、「後転とび」の粗形態に見られる欠点、いわゆる「けり抜け」が解消されるという例も見られ、すでに「後転とび』を習得した学習者に対して新しい学習法が有効であるということが示唆された。
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