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FOXO(筋萎縮誘導因子)は筋肉の老化防止に関与するか?

研究課題

研究課題/領域番号 18700532
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 スポーツ科学
研究機関東海学園大学 (2007)
京都府立医科大学 (2006)

研究代表者

稲嶋 修一郎  東海学園大学, 人間健康学部・人間健康学科, 講師 (80372845)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードFOXO / 骨格筋 / 加齢 / 筋委縮 / 筋萎縮
研究概要

近年、ユビキチンリガーゼであるMuscle Atrophy F-box(MAFbx)/Atrogin-1やMuscle RING Finger l(MuRF1)が、筋萎縮を誘導する原因因子として考えられている。この筋萎縮誘導に関わるAtrogin-1の転写発現を促進する物質の1つとしてForkhead box O(FOXO)が挙げられる。実際の生体内において筋萎縮など、加齢に伴う筋の老化現象を引き起こす要因の一つとしてFOXOの発現が筋内で変化することが考えられるが、これまでのところ詳細には明らかになっていない。本研究では、加齢に伴い骨格筋内のFOXOタンパクの発現がどのような影響を受けるのか明らかにすることを目的とした。
実験には、生後3ヶ月齢、12ヶ月齢および24ヶ月齢のC57black/6J系雄マウスを用いた。腓腹筋、上腕三頭筋の一部より7μmの横断切片を作成し、免疫組織蛍光染色を行うことにより筋細胞内におけるFOXOタンパクの局在の様相を調査した。残りの筋をホモジネイトし、得られたサンプルを用いてwestern blottingを行い、筋内におけるFOXOタンパク量の変化を検討した。筋重量および体重あたりの筋重量は、生後3ヶ月齢と比較し、12ヶ月齢および24ヶ月齢において顕著な減少が確認された。筋内におけるFOXOタンパク量は、いずれの月齢においても優位な差は認められなかった。
しかしながら、12ケ月齢において筋細胞周辺にいくつかのFOXOタンパクの局在がみられた。このFOXOタンパクの局在は筋核部位と一致していた。これらの結果から、加齢に伴い骨格筋内のFOXOタンパクは、総量では変化しないが、筋細胞内の局在が変化することにより生体内において作用していることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 筋萎縮のメカニズムに関与する細胞内のシグナル変化2007

    • 著者名/発表者名
      稲嶋 修一郎
    • 学会等名
      日本発育発達学会東海支部月例会
    • 発表場所
      名古屋市立大学
    • 年月日
      2007-07-28
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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