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屋外スポーツ活動者のカロテノイド適正摂取量に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18700558
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用健康科学
研究機関高崎健康福祉大学

研究代表者

木村 典代  高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 准教授 (80348143)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードβ-カロテン / 抗酸化 / 小核試験法 / スポーツ栄養 / 紫外線 / 緑黄色野菜 / カロテノイド / 競技者
研究概要

【目的】これまでに紫外線暴露による血中β-カロテン濃度の変化及び血中抗酸化能へ及ぼす影響については明らかにされていない。そこで紫外線暴露量の多いスポーツ競技者と少ない競技者ではUVBによって惹起されるDNA酸化傷害の程度が異なるか否かと血中抗酸化ビタミン濃度に変化がみられるかどうかを検討した。【対象・方法】研究協力の同意が得られた高校女子ソフトボール部員12名、高校女子バレーボール部員17名、コントロール群として大学女子学生11名を対象とした。平成18年夏期に早朝空腹時採血を行い、ヒトリンパ球を用いたCBMN assayを行った。HPLC法により血漿β-カロテン、アスコルビン酸、α-トコフェロール濃度を測定した。採血前の1週間は抗酸化ビタミンの摂取量調査、身体活動量および日常の紫外線暴露量を計測した。【結果および考察】自然誘発性の小核出現率はいずれの群でも低く、群間の差は見られなかったが、UVB照射を行ったリンパ球においては、バレーボール部(21.5±11.0%)がコントロール群(7.8±5.4%、p<0.01)やソフトボール部(9.5±5.7%、p<0.05)よりも有意に高かった。両運動群で身体活動量が同等であったにもかかわらず、バレーボール部のみ小核出現率がコントロール群よりも高値を示した原因の1つとして、α-トコフェロール濃度がコントロール群よりも有意に低値を示していたこと(p<0.05)が関係しているかもしれない。しかしながら、α-トコフェロール濃度と小核出現率の間には相関関係は認められず、さらに、β-カロテンの摂取量や血中濃度にも3群間で差が認められなかった。従って、ソフトボール部のように日常的に紫外線に暴露されている場合には、これらの抗酸化ビタミン以外の紫外線に対する何らかの耐性が高まっている可能性が考えられた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 屋外運動時の紫外線による酸化損傷度とカロテノイド摂取の有効性について2007

    • 著者名/発表者名
      小池 直美
    • 雑誌名

      高崎健康福祉大学大学院 食品栄養学専攻 修士論文

      ページ: 1-80

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 屋内・外スポーツ競技者の紫外線によるDNA酸化傷害と血中カロテノイド濃度の関係2007

    • 著者名/発表者名
      小池 直美
    • 学会等名
      第61回日本栄養食糧学会
    • 発表場所
      国立京都国際会館 京都
    • 年月日
      2007-05-19
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 紫外線照射による酸化損傷の評価方法についての検討2007

    • 著者名/発表者名
      木村 典代
    • 学会等名
      第61回日本栄養食糧学会
    • 発表場所
      国立京都国際会館 京都
    • 年月日
      2007-05-19
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 新版 コンディショニングのスポーツ栄養学 8章 コンディション維持とビタミン摂取2008

    • 著者名/発表者名
      木村 典代
    • 総ページ数
      17
    • 出版者
      市村出版
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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