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冬季積雪少日照地域における建築の昼光利用のモニタリングと環境教育

研究課題

研究課題/領域番号 18700571
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生活科学一般
研究機関秋田大学

研究代表者

西川 竜二  秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (00307703)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード日本海岸性気候 / 冬季 / 生活時間 / 曝露照度 / 昼光照明 / 電灯照明 / 昼光率 / 照明の色温度 / 建築照明 / 生活リズム / 実測調査 / 昼光照度の推定式
研究概要

日本海岸性気候において、居住者の健康・快適と省エネを両立した建築の昼光照明のハードとソフト(住まい方、教材)について研究し、以下の成果を得た。
1)冬季の生活時間と曝露照度、住宅の採光・電灯の実態 2月に秋田市の学生・勤め人・専業主婦を対象に実測調査を行った。日積算日照時間は2時間未満と極めて短く、日積算グローバル照度は120〜300klx・hで、被験者の日積算曝露照度は2〜12k1x・hであった。職業によらず、1日の90%は建物内に居り、起床から午前中の曝露照度は10〜1001xが多く、概日リズムを整えるのに望ましい数千ルクスへの1〜2時間の曝露はない。自宅の窓面積率は0.3〜0.5で基準窓面積率1/7以上だが、昼光が少ないうえにレースカーテンを使用し、室内昼光照度の量が不十分なことを明らかにした。
2)冬季に健康な曝露照度を確保する昼光照明の設計資料、及び住まい方の推奨秋田市2月の午前中に、1501xを得る居室の最低昼光率2%、概日リズムを整える10001xを得る最低昼光率15%を求めた。15%を得るには、窓に対し顔は横向きで、窓ガラスの透過率0.8として、人と窓との距離1に対し幅3.4×高さ3.4の大きな窓が必要である。レースガーテン(透過率0.1)を加味すると11×11の窓が必要で、一面ガラス張りの様になる。そこで、中庭採光やハイサイドライトの様なフ・ライバシーの高い居室や窓の配置、透光断熱壁等の新素材の採用が有効である。午前の散歩等の生活習慣も推奨される。
3)冬季・夏季に昼光と調和する電灯の色温度・照度 心理的な満足に関して、視作業を課さず、窓(採光)がある条件で冬季・夏季に好まれる電灯の色温度・照度の被験者実験を行った。季節によらず、窓があると6700Kが、窓なし条件では3000Kが好まれた。電灯照度は4001xで最も満足が高く、それ以上は過剰照明といえた。
4)環境教育の教材化と試行
1)〜3)の成果を資料化し、生活科学・家庭科教員養成系の授業で試用した。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 日本海岸気候の夏と冬における電灯の色温度・照度と窓の有無の照明環境の心理的効果に関する実験研究2008

    • 著者名/発表者名
      西川, 竜二
    • 雑誌名

      日本建築学会東北支部研究報告集 計画系「掲載(発行)確定」 71(未定)

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 日本海岸気候の夏と冬における電灯の色温度・照度と窓の有無の照明環境の心理的効果に関する実験研究2008

    • 著者名/発表者名
      西川竜二
    • 学会等名
      (社)日本建築学会東北支部第71回東北支部研究報告会
    • 発表場所
      弘前文化会館
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 冬季の日常生活における曝露照度と建築照明環境の調査研究2008

    • 著者名/発表者名
      西川竜ニ
    • 学会等名
      (社)日本建築学会2008年度大会(中国)学術講演会
    • 発表場所
      広島大学
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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