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食生活への関心と自己管理能力を高めることを目指した調理実験導入の試み

研究課題

研究課題/領域番号 18700603
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 食生活学
研究機関茨城大学

研究代表者

西川 陽子  茨城大学, 教育学部, 准教授 (60303004)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード食教育 / 調理科学 / 食品化学 / 性差
研究概要

女性の社会進出とともに食の外部化が急速に高まったが,これによってこれまで家庭の中で行われてきた食教育もその場を失いつつあり外部化してきており,学校教育においても食教育の必要性が高まってきている。主な受け皿となる家庭科においては,男女等しく食への関心を引き出し,学んだ知識が自身の食生活に活かされる教育内容の検討が必要になってきており,本研究では,学校家庭科食物分野における教育の改革の可能性について検討した。
本研究はH18・H19年度の2年計画によるものであり,H18年度の段階で,現在の小中学校家庭科調理実習の内容について,重複等があり見直しが必要なこと,理科の応用学習的要素を取り入れた調理実験の教育効果が,ある程度調理経験を積んだ女子において,より効果的であること等が明らかになった。また,男子の食への関心の低さが女子より家庭での調理経験が少ないことに起因することが推察可能となったため,H19年度ではこのこの点についてさらに追究することを試みた。すなわち,食への知識及び関心があまりないと判断された男子大学生を対象に,調理技術をあまり要さず行える菓子作りを題材として,調理実験と実習を兼ねた実践的テストを行い,その教育効果を検討した。結果は,調理による食材の変化や味の違いを理科で学んだ知識を利用して理論的に理解できたことの喜びを主な理由とし,食への関心が高まることが認められた。学校家庭科調理実習においては,必要な技術習得のための教育と並行して,理解できる楽しさが味わえることを主眼とした調理実験的要素も,食生活経験の少ない現在の子どもたちの食への関心を高め積極的に学ぶ姿勢を作りだすために必要であると考えられた。また,これらの調理実験の実践的検討内容と学校家庭科食物分野の教育の変遷については大学研究紀要として発表し,調理実験の運用の仕方について指針を与えることができた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 男子大学生の食の自己管理能力に対する調理指導の有効性2007

    • 著者名/発表者名
      西川陽子, 佐藤粋
    • 雑誌名

      茨城大学教育学部紀要 (教育科学) 56

      ページ: 48-59

    • NAID

      120000991007

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文]

    • 著者名/発表者名
      家庭科調理実習における今後のあり方について
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [備考] 茨城大学研究者情報総覧

    • URL

      http://info.ibaraki.ac.jp/scripts/websearch/index.htm

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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