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血栓予防食品の探索と作用機序の解明-ジアシルグリセロールを用いた検討-

研究課題

研究課題/領域番号 18700617
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 食生活学
研究機関兵庫大学

研究代表者

井尻 吉信  兵庫大学, 健康科学部, 助教 (20341026)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード血栓症 / 動脈硬化症 / ノックアウトマウスモデル / ジアシルグリセロール / 血小板反応性 / 凝固能 / 血管内皮機能 / 食餌
研究概要

生活習慣病の主要な危険因子のひとつは疑いもなく食事である。また、生活習慣病に血栓形成が深い関わりをもつことから、適切な食事による血栓の予防は生活習慣病の予防にとっても有益であろうと考えられる。
私はこれまで、「食事による血栓症予防」というテーマのもと、種々の血栓予防食品を報告してきた。中でも最近、機能性油脂としてのジアシルグリセロール(DAG)に抗血栓作用があることを明らかにした。Virchowの定理以来、血栓形成には血球成分・血流・血管壁の3つの因子が関与していることが知られている。このことからDAGは、これらのいずれかに影響を及ぼした結果、抗血栓作用を示していることが考えられる。そこで、DAGの抗血栓作用メカニズムの一端を、我々がこれまで確立してきた生理学的手法を用いて検討を行っている。
昨年度において私は、DAGが血小板反応性・凝固能・血管内皮依存性拡張反応・形態的動脈硬化度に及ぼす影響について報告した。さらに今年度については、DAGの血管内皮機能保護作用メカニズムを明らかにするため、血中Nox量・大動脈中BH4量に及ぼす影響を検討した。その結果、TAG油ならびにDAG油を摂取させたマウスにおける、血中Nox量・大動脈中BH4量には、コントロールのそれに比べて有意な差は認めることはできなかった。このことから、DAGはNO産生系以外の系を介して、血管内皮機能を保護している可能性が考えられた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Mechanism of the anti-thrombotic effect of dietary diacylglycerol in atherogenic mice.2006

    • 著者名/発表者名
      Yoshinobu Ijiri
    • 雑誌名

      Pathophysiology of Haemostasis and Thrombosis 35

      ページ: 380-387

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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