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古生物学の系統分岐分析に基づく3次元ネットワーク型展示システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18700637
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関独立行政法人情報通信研究機構

研究代表者

稲葉 利江子  情報通信研究機構, 第二研究部門・知識創成コミュニケーション研究センター・自然言語グループ, 有期研究員 (90370098)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード古生物学 / 博物館 / ミクストリアリティ / 色認知
研究概要

本年度は,開発を行った3次元塗り絵ツールを用いたヒューマンインターフェースの評価実験を行った。小学生から中学生を対象とした評価実験において,子供たちが学んだ古生物学を踏まえステゴサウルスとエウオプロケファルスの2種の皮膚再現を行い,3次元的に表現することができることを実証した。
また,実証実験から得られた検討項目として,カラーパレットの最適化が表出した。通常のアプリケーションソフトによるカラーパレットは,利用したい色を選択するという目的で作られており,高度な塗り絵を対象には設計がなされていない。また,画像編集ソフトなどの高度なアプリケーションで利用されているカラーパレットとなると,"色彩学"を学んでいない子どもには利用が困難なカラーパレットが用いられている。そこで,色認知の基礎的な被験者実験を行い。ユーザの色選択時の過程の分析および,目的の色の整合性という認知的な観点からの評価を行った。
まず,子ども用ソフトでは色選択が困難であるためクレヨンメタファが採用されていることが多いが,自由に色選択ができるスペクトラム形式のカラーパレットでも,使いやすさの観点で優劣が無いことが判明した。
次に,色選択・色再現における思考の分析実験を行った。色選択の実験では,指定色に近い色を選択する場合,的確な色が必要になる。一方で,高度な塗り絵における色選択では色に対するイメージがあっても,一意な色が決まっているわけではなく,イメージの色に近い近傍色があれば良いことがわかった。これは,目的の色の整合性と関係有ることがわかった。この事から,高度な塗り絵を目的としたカラーパレットの最適なインタフェースの機能を求めることができ,最適なカラーパレットについての提案を行った。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Webと連動した複合現実感展示システム2007

    • 著者名/発表者名
      近藤 智嗣
    • 雑誌名

      展示学 44

      ページ: 44-45

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] How do kids use pictogram?2006

    • 著者名/発表者名
      Rieko Inaba
    • 雑誌名

      Conference on Computer Supported Cooperative Work, Conference Supplement

      ページ: 179-180

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 色選択過程に基づくカラーパレット手法の提案2008

    • 著者名/発表者名
      稲葉 利江子
    • 学会等名
      日本認知科学会第25回大会
    • 発表場所
      同志社大学
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Webと連動した複合現実感展示システムの開発2007

    • 著者名/発表者名
      近藤 智嗣
    • 学会等名
      日本展示学会第26回研究大会
    • 発表場所
      京都橘大学
    • 年月日
      2007-06-16
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Mixed Reality Technology at aNatural History Museum2007

    • 著者名/発表者名
      Tomotsugu Kondo
    • 学会等名
      Museums and the Web 2007:The International Conference for Culture and Heritage On-line
    • 発表場所
      San Francisco,USA
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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