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小学校における質問力育成のための指導法・カリキュラム開発に関する実践研究

研究課題

研究課題/領域番号 18700662
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関九州共立大学

研究代表者

生田 淳一  九州共立大学, 経済学部, 講師 (70412450)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード授業法開発 / 指導法 / カリキュラム / 認知過程
研究概要

本研究は、「質問力」を育みたいという教育実践の場のニーズに応え、実践との協同を通して「教授法・カリキュラムの開発」を行う研究である。長期的なゴールとしては学校レベルでのカリキュラム開発を想定しているが、本研究では、学級・学年レベルでの質問力育成の可能性、あるいは指導法の開発、カリキュラムの改善に役立つ情報を得ることを短期的なゴールとして設定した。
ここでは、主な研究成果について、4点その概要を紹介する。第一に、先行研究を参考に、質問力を「問題発見」「思考(理解)」「コミュニケーション」の3つの機能と関連づけて、質問力を再定義した。第二に、本研究では「再生刺激法」について先行文献を整理し、精緻化を行い、児童の学習活動を捉えるために利用した。第三に、実践研究として、小学校で授業実践研究を実施した。ここでは、1学年4学級を対象にデータ収集を行った。焦点化された授業では、再生刺激法を利用し、児童の認知過程を取り出し、分析を行った。その結果、教室構造の認知や児童の授業中における動機づけの在り方など、児童の授業中の学習動機に関する準備状態の違いが、児童の質問生成を引き出せるかどうかに関連していることが示された。また、学級間の差もみられることがわかった。第四に、本研究で得られたデータやその分析結果等を踏まえて、やる気を引き出す授業構造に注目し、質問力を育成する指導法・カリキュラムについて提案した。
以上、本研究の成果について一部を概括した。なお、そのほかの結果についても、分析を継続して、改めて論文化し報告する予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 地域における学習支援ボランティア活動2006

    • 著者名/発表者名
      生田 淳一
    • 雑誌名

      九州教育経営学会研究紀要 第12号

      ページ: 37-43

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 特別活動における学校行事のマネジメント能力向上を目指した実践的取り組み2006

    • 著者名/発表者名
      生田 淳一, 露口 健司
    • 雑誌名

      教育実践研究論集 第2号

      ページ: 1-8

    • NAID

      40015331958

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 信頼を創造する公立学校の挑戦-壱岐丘の風がどのように吹いたか-(第12章 学力・学習意欲の分析 P.155-160の執筆)2007

    • 著者名/発表者名
      中留武昭(監修), 八尾坂修, 増田健太郎, 伊藤文一(編著)
    • 総ページ数
      188
    • 出版者
      ぎょうせい
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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