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小笠原での大気微量成分測定による汚染大気の長距離輸送観測

研究課題

研究課題/領域番号 18710010
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 環境動態解析
研究機関首都大学東京

研究代表者

加藤 俊吾  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (20381452)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード環境分析 / 環境変動 / 環境質定量化・予測 / モニタリング / 大気現象 / オゾン / 一酸化炭素 / 揮発性有機化合物 / 汚染大気 / 長距離輸送 / 東アジア / 父島 / 小笠原
研究概要

小笠原父島に一酸化炭素計およびオゾン計を設置し,連続観測を行なった。装置の不具合により欠損データがあるものの,ほぼ同緯度に位置している沖縄での同時期の同様な測定と比較を行なうことができた。汚染大気の大きな発生源地域である大陸沿岸部からの距離に応じて汚染物質の濃度が大きく低下する様子を捉えることを期待していた。予想に反して冬季においてバックグランド大気としての平均的な濃度は沖縄と小笠原で明確な差はみられず,バックグランドとしての大気は比較的同様な濃度レベルにあることが分かった。しかし,イベンド的な汚染大気輸送は沖縄の方が明確に見られ,高濃度で頻度もおおく観測された。同じ汚染大気長距離輸送イベントが沖縄から小笠原に時間をずらして観測されることを期待したが,いつもそのような変動をする結果とはならず,いくつかそのような事例がみられた。揮発性有機化合物の濃度については低気圧通過などの前後で大きな濃度変動が見られたが,清浄な海洋性の大気と汚染物質が輸送されてきている大気との大気の入れ替えがはっきりと測定結果に反映された。全体として見ると沖縄と小笠原で濃度差は予想よりも少なかったが,汚染大気の輸送時では沖縄の方が高濃度になることが多く見られた。また,東京-小笠原間の船舶において測定をした揮発性有機化合物は緯度方向で明確な差が見られ,いずれの物質においても高緯度の方が高濃度となった。北緯32度程度で大気の様子が大きく変わる様子が見られた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 小笠原でのVOC観測による長距離輸送の検討2007

    • 著者名/発表者名
      田島 洋介, ら
    • 学会等名
      大気化学討論会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2007-11-27
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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