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ヒトレトロポゾンL1タンバク質と宿主細胞機能とのクロストーク

研究課題

研究課題/領域番号 18710167
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用ゲノム科学
研究機関東京工業大学

研究代表者

相澤 康則  東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 講師 (90418674)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードレトロポゾン / シグナル伝達 / 細胞ガン化 / 転写制御 / L1
研究概要

本研究計画実施前の予備実験から、ORF1pの過剰発現がヒト細胞(Hela)で宿主遺伝子の1つ、インターロイキン8(以下、IL8)の細胞内mRNA量を上昇させることが分かっていた。そこで本研究プロジェクトでは、ヒトレトロトランスポソンL1にコードされているタンパク質のひとつ、ORF1pの細胞機能の同定を目指した。
平成18年度の研究により、ORF1pはIL8のプロモーター活性を上昇させないことがルシフェラーゼ・レポーターアッセイから明らかになっている。そこで平成19年度は、IL8遺伝子の3'UTRをルシフェラーゼ下流に挿入したレポータープラスミドを用いて、ORF1pによるIL8 mRNA安定化の可能性を検討した。これまでのところ、IL8 3'UTR においてORF1p過剰発現によるレポーターmRNAの安定化に寄与している配列部位は同定されなかった。以上の結果から、ORF1pによる内在性IL8遺伝子の発現上昇は、一般的に見られる転写開始あるいはmRNA安定化によるものではなく、例外的な分子メカニズムによって誘発されていることが強く示唆された。そこで、クロマチン構造との関連性を調べるために、レポータープラスミドを染色体に組み込んだ細胞株を作成した。
さらに本年度は、ORF1pの機能を解明することを最終目的として、ORF1pと細胞内で結合するタンパク質を同定するために、ORF1pにFLAGタグをつけた融合タンパク質を発現するプラスミドの作成を行った。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Retrotransposon adaptation into the human transcriptome2007

    • 著者名/発表者名
      相渾康則
    • 学会等名
      ASEB Meeting Mobile Elements in Mammalian Genomes
    • 発表場所
      Tuscon, USA
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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