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枯草菌ゲノムベクター(BGMベクター)への効果的なクローニング技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18710172
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用ゲノム科学
研究機関東京工業大学

研究代表者

金子 真也  東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (10399694)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード枯草菌 / ゲノムベクター / BGM / BAC / cIカセット / cIリプレッサー遺伝子 / ターゲットクローニング / バックグラウンド
研究概要

真核生物のゲノムを用いたBGMベクターへの直接的なターゲットクローニングを行うに当たってゲノムサイズが比較的小さいシイタケゲノム(約40Mb)を対象とし、ゲノム中に数百コピー存在するLTR(Long Terminal Repeat)領域、約400bpを組み込むための足場として利用した。マーカーであるcIカセット(cI-spc)を挟むようにして2つのLTRを同方向に組み込んだBGMベクターを構築し形質転換を試みた。この結果幾つかのコロニーは得られたものの残念ながら目的とするシイタケゲノムを組み込んだ株は今のところ得られていない。原因としてLTR領域同士で組み換えが起こり欠してしまった可能性と、用いたゲノム自体に多くのダメージが入っていた可能性が考えられる。この点を改良すべく、ゲノムの精製法を改良する必要があり、また組み換えが起っても欠失しない(逆位となるように)2つのLTRを逆向きに組み込んだBGMベクターを作製する必要がある。これらに関して現在も引き続き調整中であり、また他の足場として交配決定遺伝子座(MATA座、約10kb)の領域についでも随意調整中であるが、残念ながら平成19年度中に良好な結果は得られなかった。しかしながら2年間の本研究を通じて2つのcIカセット(cI-spcとcI-BSを用いた形質転換で198kbと220kbのマウスゲノムを含む2つBACクローンを一度に組み込むことができ、さらにこれらを連結させ、355kbに及ぶJmjゲノム領域を再構築できた事は効果的なクローニング技術開発の一環として-定の成果であると考えられ、現在学術論文として投稿準備中であるとともにBGMベクターの多様なクローニング技術の開発について今後とも進展が期待される。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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