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青色発色する金属複合体植物色素の構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 18710192
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物分子科学
研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

松垣 直宏  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教 (50342598)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード生体分子 / 超分子化学 / 植物色素 / アントシアニン / X線結晶構造解析
研究概要

目的: 本研究では、金属複合体を形成する植物花弁中の青色色素(ツユクサ、ヤグルマギク、サルビア)の構造を、X線結晶構造解析により原子レベルで明らかにする。最近、我々はヤグルマギク色素が分子量約9000Daの複合体であり、単独では赤いアントシアニンに鉄、マグネシウム、カルシウムの3種類の金属イオンとフラボンと呼ばれる有機物(ゴピグメント)が結合した構造をとることで青色を発色していることを示した(Structure of the blue conflower pigment, Shiono, M., Matsugaki, N., and Takeda, K., Nature 436,791,2005)。ツユクサ,サルビアについて高分解能のX線結晶構造解析を試み、立体構造を明らかにするとともに、発色機構や安定性と構造との関連について共通性と特異性を見出す。
成果: ツユクサ青色色素の超高分解能構造解析
ツユクサ色素結晶の回折データ収集を、高エネルギー加速器研究機構放射光施設(フォトンファクトリー)で行った。波長0.7オングストロームを用い、分解能0.7オングストロームを越える超高分解能の回折データの収集に成功した。ツユクサ色素はこれまでマグネシウムイオン2個とアントシアニン、フラボンそれぞれ6分子で複合体をつくるとされていたが、色素の外側に更に2個のマグネシウムイオンが存在することが明らかになった。ツユクサは結晶化条件いより、monoclinic, trigonal, rhombohedralなど異なる結晶系で結晶化するが、外側の2個のマグネシウムイオンの配位の仕方がそれぞれ異なる。また、アントシアニン中のマロン酸が構造的に揺らいでいることが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] High Resolution crystal structure of a blue commelinin pigment2007

    • 著者名/発表者名
      Naohiro Matsugaki, Masaaki Shiono and Kosaku Takeda
    • 学会等名
      The 8th Conference of the Asian Crystallographic Association
    • 発表場所
      Howard International House Taipei, Taiwan R.O.C.
    • 年月日
      2007-11-05
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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