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20世紀前半の朝鮮における酒造に関する社会史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18710216
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地域研究
研究機関同志社大学

研究代表者

板垣 竜太  同志社大学, 社会学部, 専任講師 (60361549)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード酒造・酒造業 / 朝鮮 / 植民地近代 / 自家用酒と密造酒 / 東アジア
研究概要

最終年度である本年度は次の研究を実施した。
(1)韓国での現地調査および文献調査:釜山・東莱(慶尚南道)、尚州(慶尚北道)において、「密造」および酒造業者についての聞き取り等の現地調査をおこなった。釜山の市立図書館等、ソウルの図書館、古書店等において文献調査を実施した。
(2)台湾での文献調査:台北の国立台湾図書館、台湾大学図書館、南投の国史館台湾文献館で戦前の酒造関連の資料、糖蜜移出関連の資料、無水酒精(アルコール)についての資料をまとめて収集した。台中の埔里酒廠・酒文物館で酒造史の調査をおこなった。
(3)イギリスでの文献調査:大英図書館、ロンドン大学SOAS図書館等で、19〜20世紀の欧米人による朝鮮旅行記や報告書を網羅的に閲覧し、そこで記述されている酒文化の記述を収集した。
(4)朝鮮の酒造業に関連して、戦前に朝鮮酒造協会、朝鮮醸造協会などが発行していた雑誌の目次入力作業を完了した。また、コピーした資料などを、ドキュメント・スキャナを用いて、PDF化する作業を実施した。
(5)石川県での文献調査:金沢の石川県立図書館等において、朝鮮に渡った能登杜氏関連の文献調査をおこなった
(6)複数の研究会で、進行中の研究について発表した。
(7)2年間の調査研究の成果にもとづいて、残された作業を中心に研究計画を立案した。
以上の調査内容は、いずれも酒造・酒造業を中心にした分厚い社会史的な叙述を完成させるのに不可欠のものであり、これらにさらなる情報を補充して、体系的な学術書として出版する所存である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 特集「文字と無文字のあいだ」について2008

    • 著者名/発表者名
      板垣竜太
    • 雑誌名

      韓国朝鮮の文化と社会 7

      ページ: 7-21

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 平和主義、植民地主義、暴力の記憶:ある引揚げ記の「ボイコット」をめぐる覚え書き2008

    • 著者名/発表者名
      板垣竜太
    • 雑誌名

      インパクション 160

      ページ: 56-65

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 朝鮮総督府の「密造酒」取締り行政について : 国家記録院文書を中心に2007

    • 著者名/発表者名
      板垣竜太
    • 雑誌名

      同志社社会学研究 11

      ページ: 15-25

    • NAID

      120005639862

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 1920〜30年代朝鮮の地域社会における「青年」2008

    • 著者名/発表者名
      板垣竜太
    • 学会等名
      アジア民衆史研究会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2008-03-08
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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