研究課題
若手研究(B)
本研究では、和辻哲郎の倫理学・思想史研究の持つ豊かな(しかし未解明の)理論的可能性について、新資料の収集・読解を通じて、また比較哲学的な観点から、改めて徹底的に考察し直した。それによっては、彼の倫理学が、マルティン・ハイデガーの「了解」概念に基づく解釈学的行為論に大きな影響を受けていること、また、それがCh. テイラーの「表現主義」的な発想と極めて似通った「人間存在」観に基づくことが解明された。
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Heidegger-Jahrbuch VII "Heidegger und das ostasiatische Denken", Karl Alber (刊行確定)
Heidegger-Jahrbuch VII "Heidegger und das ostasiatische Denken", Karl Alber(『ハイデガー年報』第7巻「ハイデガーと東アジア思想」カール・アルバー社)【掲載確定し2010年に刊行予定】 7(未定)