研究課題/領域番号 |
18720031
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
藤井 慎太郎 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (10350365)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 演劇 / フランス / 日本 / 異文化交流 |
研究概要 |
2007年度は、本研究代表者は、カナダで開かれた国際学会で日本現代演劇に関して仏語で発表するとともに、フランス語現代演劇およびフランス文化政策に関する論文を2本発表した。2006年度の日仏現代演劇交流に関する学会発表も、報告集に掲載され、フランスで出版された。日仏演劇協会の有志とともに、近年にフランスで出版された重要な演劇理論書『演劇とは何か』(クリスティアン・ビェ、クリストフ・トリオー共著、「あとがき」エマニュエル・ヴァロン)の翻訳(2009年3月出版予定)の準備を編訳者として進めた。 同時に、早稲田大学演劇博物館グローバルCOE「演劇・映像の国際的教育研究拠点」の事業推進担当者としても、芸術文化環境研究コースのコース事業を統括するとともに、西洋演劇研究コースのフランス語圏舞台芸術研究プロジェクトの責任者を務め、日仏間の演劇研究交流の拡大と深化に努めた。具体的には、同グローバルCOE事業と連携して、12月にフランス国立科学研究所の研究員であるマリ=マドレーヌ・メルヴァン=ルー教授、3月にパリ第10大学よりエマニュエル・ヴァロン教授、パリ第7大学よリクリストフ・トリオー准教授を日本に招聘し、研究者・大学院生・一般向けに講演会および研究会を企画運営した。また、早稲田大学、フランス国立科学研究所、パリ第7大学、パリ第10大学とが連携して、日仏演劇交流の歴史に関する学術書の出版を目指し、その準備段階として国際研究集会を2009年にパリで開催することを確認している。 そのほか、ジゼル・ヴィエンヌ、アルノー・ムニエ、ヤン・アレグレら、来日したフランスの演出家との交流・協力関係を深め、ムニエとアレグレが参加する2つの演劇交流プロジェクトのために、フランス語戯曲も2本翻訳した。とくにアレグレの戯曲翻訳については、フランスにおいて日仏二言語による出版が2008年5月に予定されている。
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