研究課題/領域番号 |
18720060
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
木戸 雄一 国文学研究資料館, 複合領域研究系, 助教 (30390587)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,870千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 近代文学 / 国文学 / 比較文学 / 文学一般 / 文学論 / 芸術諸学 / 日本文学 / 啓蒙 / 寓話 / 児童文学 |
研究概要 |
国会開設に向けて書かれた啓蒙的文献の中から寓話的表現を調査した。それらを国会開設前の国会に関する寓話としての「国会未来記」、近世文学の形式を借りながら、国会を間接的に寓話化した作品群に分類し、それぞれに検討した。その結果、「国会未来記」には啓蒙書の記述に沿った議論像が描かれているが、演説の描写に比べ、議論における言葉のやりとりは生硬な表現に終わっていた。一方、近世文学の形式を借りた国会物は、議論のやりとりが、口承的な表現として形式化されていたジャンルに則ることで、オーラルな見かけを持った表現に達していた。また、異なる階層間の言語のやりとりなどで、文体同士が衝突するが、合意は「行司」などの役割に任されており、議論の収斂をうまくイメージできなかったことがわかった。
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