研究課題
若手研究(B)
今日現代世界はグローバル化するとともに多極化し、人と人を繋いできた従来の価値は、この世界的状況にみあう新たな基盤を探索している。我々の研究は、フランスの現代詩人たちが「わずかな絆(lien du peu)」を軸に彼らのエクリチュールを展開することで、この問題にどのように応答せんとしたかを明らかにした。詩人たちは、我々を世界や人々と結びつけているものがいかにわずかな、ほとんど無といってよいものに拠っていることを確認することから出発し、言葉の節約、空無、残余、欠如、空虚の上に築かれうる生への関係に光を当て、かつ、平明さの簡潔性に基礎を置いた価値へのアプローチを強調したのである。
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すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 6件) 備考 (1件)
『外国語教育論集』筑波大学外国語センター 第26号
ページ: 121-137
外国語教育論集 26
L'art du peu
ページ: 111-124
La vue et la voix
ページ: 80-92
La vue et.la., voix
Quel autre ? L'alterite en question
ページ: 177-195
Matiere d'origine 20号
ページ: 21-30
2006 Annual Research Report, Special Research Project on Civil Society, The State and Culture in Comparative Perspective, University of Tsukuba (印刷中)
2006 Annual Research Report, Special Research, Project on Civil Society, The State and Culture in Comparative Perspective, University of Tsukuba (印刷中)
『比較市民社会・国家・文化特別プロジェクト平成17年度研究成果報告書』、筑波大学比較市民社会・国家・文化特別プロジェクト研究組織
ページ: 425-442
120000841048