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第二次世界大戦下の英文学に見る女性の「労働」と「市民意識」の表象

研究課題

研究課題/領域番号 18720077
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 ヨーロッパ語系文学
研究機関敬和学園大学

研究代表者

杉村 使乃  敬和学園大学, 人文学部, 准教授 (20329337)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード英文学 / 第一次世界大戦 / 第二次世界大戦 / 女性 / 労働 / 市民意識 / イギリス / ヴァージニア・ウルフ / 英米文学 / 西洋史 / 文学一般 / 社会学
研究概要

第一次世界大戦終結から第二次世界大戦下のイギリスにおける文学史を考える上で、この間に出版された文学作品に表れる女性の表象、およびその文化背景について考察した。表象の分析おけるポイントは、女性の「労働」が社会でどのように迎えられたか、「ホームフロント」、そして女性の「市民意識」はどのように描かれているか、である。研究期間のほとんどは、第一次世界大戦終結〜第二次世界大戦下の文学を考える上で必要な作品・資料の収集・精読に費やされた。この研究計画のキーワードである女性の「労働」、「市民意識」について考えるために、1860年以降の女性運動、二つの世界大戦における女性の役割についてレイ・ストレイチー、ヴァージニア・ウルフの著作を中心に精読、分析した。本年度の研究では、特に若い女性の表象において社会が大いに関心を持ち、その「労働」と「市民意識」の変化について確認された。研究計画当初は、すでに文学史上取り上げられてきた作品はもちろん、第一次世界大戦〜第二次世界大戦下のイギリスで出版された若い女性向け雑誌で連載された大衆文学の収集と精読を通し、そこに表れる女性の表象について考察することを研究計画に入れていた。しかし、実際には女性が「市民意識」と「市民」としての権利を持つにいたるまでの歴史、そして女性の労働の実態について、ひとつひとつ確認しながら進む必要があることに気づき、これに大きな時間が費やされた。今後はこれまでの研究をもとに、すでに18年度に試みた女性雑誌の連載小説の分析のように、大衆文学における女性表象の考察に今後、力を入れていきたいと考えている。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 女性にとっての「大義」とは:レイストレイチーの『大義』とヴァージニア・ウルフの『3ギニー』2008

    • 著者名/発表者名
      杉村 使乃
    • 雑誌名

      『敬和学園大学研究紀要』 17

      ページ: 233-250

    • NAID

      110007007481

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 「ロビーナの落穂拾い」("Robina Picks up the Pieces")に見る1930年代イギリスの "girls" の表象2007

    • 著者名/発表者名
      杉村 使乃
    • 雑誌名

      新潟ジェンダー研究 6号(未定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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