研究課題/領域番号 |
18720091
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
藤野 真子 関西学院大学, 商学部, 准教授 (20332653)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 中国 / 上海 / 民国期 / 京劇 / 地方劇 / 民国 |
研究概要 |
1.民国期上海における京劇、および越劇・滬劇の発展状況について、中国・上海市上海図書館近代文献部にて、京劇については1910年代前半の総合文芸誌、上海京劇の代表的俳優・周信芳に関しては1940年代の専門雑誌を中心に資料を収集した。越劇・滬劇については前年度に引き続き1930年代〜40年代の資料を収集した。また、榛苓小学に関する1920〜30年代の『申報』記事を渉猟した。いずれも必要部分を複印した。これらの中には現地専門研究にて看過されているも多く含まれる。 2.京劇・越劇・滬劇について、発展形態・上演状況の確認のため、民国末期から人民共和国建国後にかけての演劇専門書および戯単(上演パンフレット)を上海市内において購入した。 3.1,2における収集資料に基づき、以下の研究発表を行った。また、座談会にて発言を行った。 (1)「周信芳評価の転換と確定」(2007年11月23 日京劇史研究会) (2)「1940年代の周信芳評価」(京劇史研の発表をもとに増訂した内容)(2007年12月16日 中国都市芸能研究会2007年度冬季大会) (3)『未名』座談会「中国演劇研究をめぐって-中国演劇の"現代化"を中心に」 (参加者:松浦恒雄、瀬戸宏、飯塚容、中山文、藤野真子、三須祐介、田村容子)(2007年12月22日 神戸大学中文研究会、藤野は民国期京劇を中心に発言) 4.前年度収集の上海档案館における档案資料、および今年度上海図書館における補足収集資料に基づき、以下の論考を執筆した。当該資料については現地でも調査が進んでおらず、発表の意義は大きい。 「档案資料に見る榛苓小学の展開とその教育」 (『言語と文化』第11号、関西学院大学言語教育研究センター、2008年3月)
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